英語にも訛りがある?国別での違いを知ろう

2019年11月18日(月)

英語にも訛りがある?国別での違いを知ろう

国によって聞こえてくる発音には違いがある

ネイティブのような英会話力を身に付けたくて、一生懸命勉強しているという方も多いのではないでしょうか。現在、大人のみならず子供の英語教育に力を入れる方も増えており、年齢を問わず高い英会話スキルを持つ方も少なくありません。

正しい発音で英会話を楽しむには、発音だけでなくアクセントにも気を付けなければいけません。しかし、日本語と同じように英語にも国によって訛りがあることをご存知でしょうか。

英語は、世界中でコミュニケーションを取れる言語として使われていますが、訛りの種類はさまざまあり、イントネーションやアクセントの違いによってうまく聞き取ることができないケースもあります。驚くことに正真正銘のネイティブスピーカーは、20%ほどしかいません。残りの80%近くの人は非ネイティブと言われており、ネイティブは稀少な存在となっているのです。

アメリカとイギリスの違い

アメリカ人とイギリス人の発音やアクセントは同じと思っている方も多いかもしれません。しかし、実は両国の発音やアクセントには大きな違いがあるのです。

アメリカ人とイギリス人の発音によく耳を傾けてみると、発音方法に違いがあることがわかります。例えば、アメリカ人は「r」をオーバー気味に発音するのに対して、イギリス人は弱く発音しています。一方、「t」の発音をチェックしてみるとアメリカ人は弱く発音し、イギリス人は強く発音する、などの違いがあることを、じっくりと耳を傾けてみるとおわかりいただけるのではないでしょうか。

アメリカ人とイギリス人では、このように違いがありますが、日本人にはイギリス英語の方が発音しやすくわかりやすいと言われています。たとえば、「hot」の「o」は、そのまま「オ」と発音することが可能です。ホットと発音してもイギリスでは通じるので、自分の発音に自信がないという方もストレスを軽減して英会話を楽しめます。イギリス映画を観ると発音が日本人と似ているので、聞き取りやすさを実感できるのではないでしょうか。

また、実際に洋画をチェックしてみると、出演している俳優や女優の出身地によって、発音やアクセントに大きな違いがあることを実感できます。もちろん、訛りがあるのはアメリカとイギリスだけではありません。ヨーロッパやアジアでも英会話に自信がある方がたくさんいますが、国によって母国語特有の訛りが出てしまうことがあります。

イタリアの発音の違い

イタリアで話されているのはイタリア語だけではありません。母国語はイタリア語ですが、多くの方が高い英会話スキルを持っています。

イタリア語は英話同様に「r」の発音は巻き舌になるのが特徴です。英話では「r」は喉を鳴らすように発音すると言われていますが、イタリア語では巻き舌にして発音されます。さらにイタリア語には、「h」の発音がないため、英会話で「home」と発音する際には「h」が聞こえないというケースもあるようです。そのため、正しく英単語を発音できず全く違った意味に捉えられてしまい、イタリア人とうまくコミュニケーションを取れなかったというケースもあるようです。

オーストラリアはフレンドリーな明るい響きが特徴

オーストラリアは、今や多くの観光客が訪れる人気のスポットです。語学留学のみならず、観光目的に足を運ぶ方も多くいます。明るく開放的な環境が広がっているオーストラリアでは、その土地のイメージにピッタリな、明るい響きを感じられる発音で繰り広げられる会話を耳にすることができます。実際にオーストラリア人の会話に耳を傾けてみると、アメリカ人とは発音に大きな違いがあることがわかるのではないでしょうか。

たとえば「day」は「ダイ」と発音します。また、オーストラリア人は、「r」を発音しません。さらに「a」は通常「エイ」と発音されますが、オーストラリア人は「アイ」と発音します。そのため、オーストラリアでは、「today」をトゥデイではなく「トゥダイ」と発音しているのです。

また、短縮系で英会話を楽しんでいるというオーストラリア人も少なくありません。英単語を短くした形で会話を交わしているため、聞く人によっては何を言っているのか、どんな意味なのか分からない、という経験をした方も多いようです。オーストラリアに行かれる方は、短縮系での表現方法を調べ知っておくと、スムーズに会話を楽しむことができるでしょう。

フランスとロシアの違い

流暢に話しているように聞こえるフランス人の英会話は、実は独特な発音が使われています。鼻にかかったような発音も特徴となっており、聞き取りにくさを感じてしまうこともあります。また、「r」を喉の奥の部分を震わせながら発音するのもフランス人の特徴です。このように、フランス人の多くが喉の奥を使って発音しますが、フランス語には「i」の発音が1つしかないので「sheep」と「ship」が同じ発音で聞こえてしまうこともあるでしょう。

一方ロシアでは、わかりやすい発音で、英会話でコミュニケーションを取ることができます。ロシア語自体もハッキリとした発音で構築されており、同様に英話もわかりやすく流れるような発音で聞こえてきます。しかし、ロシア語には「v」や「w」の区別がありません。そのため、「very」などの単語も「ヴェリー」と聞こえず「ウェリー」と聞こえることがあります。ロシア人が話す英話は、「r」は舌を巻いて発音する特徴もあるため、アメリカ人とは違った発音を耳にすることができます。

シンガポールとマレーシアの違い

アジア圏でも多くの国にて英語でコミュニケーションが取られています。特に、シンガポールやマレーシアでは公用語となっているので、テレビやラジオから英語が聞こえてくることもあるでしょう。しかし、両国とも発音に独特な癖があり、中国語のようなイントネーションを加えることがあるのをご存知でしょうか。

東南アジアの中でもシンガポール人は、高レベルの英会話スキルを持っていると言われています。しかし、中華系のシンガポール人もおり、訛りを強く感じてしまうこともあるようです。また会話のテンポがとてもよいため、聞き取れないことも多くあります。

シンガポールは、シングリッシュと言われるほどの独特のイントネーションがあることでも知られています。例えば、語尾に「lah」や「loh」が付けられるのが特徴で、「OK,loh」のように使うのです。これは、子供から大人まで共通の使い方であり、中国語の了解である「ラ」という発音からつながっているという説があります。さらに「r」の発音が短いのもシンガポール人の英会話の特徴のひとつです。

一方、マレーシアでは、マレー系や中華系、インド系など民族によってイントネーションに違いがあります。マレー系の場合、パ行を話す国でもあるため、まるで小さな子供が話すような赤ちゃん言葉に聞こえるときがあります。中華系は、通常であれば音が上がる部分が下がって聞こえ、インド系ではタミル語の影響により聞き取りがとても難しい傾向にあります。

このように国によって発音やアクセントに違いがありますが、それぞれの国で話される英会話にじっくりと耳を傾けてみると、どの国の出身なのかを知ることもできます。国によってイントネーションの違いを実感でき、さらに表現方法の違いにおもしろさを感じられるかもしれません。