英語を習得するための英単語の覚え方

2019年9月13日(金)

英語を習得するための英単語の覚え方

英単語が覚えられない…

言葉を話すためには単語をしっかりと習熟しなくてはいけません。日本語を人前で明朗に話すためには、語彙力が欠かせないとされています。これは他の言語に関しても同様で、まずは単語をしっかりと覚えるように、と教えられることも多いでしょう。

しかし、読者の皆さんはこの単語の習得でつまずいた経験が多いのではないでしょうか?

単語帳をめくったり、暗記カードを作ったりといった具合に、ありとあらゆる手を使って勉強しても、いざテストになると思い出せないということがよくあります。特に、英語のように発音とはかけ離れた綴りが多い言語だと、なおさら覚えるのは難しいでしょう。

それでもどうにかして英単語を覚えたい、という人のために、今回は勉強法をレクチャーしていきます。

効率の悪い勉強法ではないか?

皆さんは単語を覚えるためにどんな方法を採用しているでしょうか?

まずは単語帳を買って、一単語あたり10回ノートに書き連ね、覚えたりしている方もいらっしゃるでしょう。

それも確実な方法ですが、単語帳に載っているすべての単語を何度も書き、覚えるまでには時間がかかってしまいます。なにより、その方法ではひとつの単語帳を終える頃に、最初の方で学んだ単語を覚えているかどうか、という疑問が持ち上がってきます。

たとえば1000個の単語が載っている本を買ったとしましょう。それを使って1日あたり10個の単語覚えて、100日をかけて読破したとします。

100日かけて単語帳を終えたところで、1日目や2日目に学んだ単語を果たして覚えているでしょうか?よほどの記憶力がない限り、100日以上前に学んだことを覚えていないのが実情だと思います。

この方法の欠点は、学んだ単語を思い出す過程を抜かしていることにあります。では、どうすれば良いのでしょうか?

復習のやり方を見直そう

人間の記憶の特徴として、繰り返しの行動は自然に頭にしみついてくるというものがあります。

毎日ネクタイを結んで会社に行く人も、最初はネクタイの結び方がわからず苦労したでしょう。しかし、毎朝何度も何度も結んだことで、ネクタイの結び方を自然に覚えていくのです。

それと同じように、英単語もまた繰り返さなくては覚えられません。

よって、復習のための時間を設ける必要があります。とはいえ、一度勉強したことを何日も後になって復習するようでは非効率的なので、復習はなるべく早いうちに行うと良いでしょう。

まず10単語を覚えたら、翌日は新しい10単語の暗記と前日に覚えた10単語も合わせて復習するようにしましょう。

さらに、時間をおいてからの復習も非常に効果的です。まずは1週間後にまた復習してみてください。それでも頭に定着しているか不安な時には、1か月後に再び復習してみましょう。

そうすれば単語帳を1冊終える頃には、ひとつの単語を4回繰り返して勉強していることになります。この勉強方法の利点は、単語帳を毎回1ページ目から読破していくよりも、記憶に定着しやすいということです。

100日経ってから改めて以前学んだ単語を学ぶよりも、1日おきや1週間おきに学んでいった方が、前に学んだ時の記憶を呼び起こしやすくなるのです。このように復習することで英単語はより覚えられるようになるでしょう。

単語帳を一度読破しておくのもひとつの方法

とはいえ、毎日コツコツと勉強をするのは苦手、という人も中にはいるでしょう。最初は意気込んで100日頑張る、と決意したのはよいものの、1か月で挫折してしまった、という経験を持っている人も少なくないはずです。

そういう人にはもうひとつの勉強法をおすすめします。

それは一度単語帳を流し読みしてしまう、という方法です。

通常単語帳を読破する際には、一つひとつの単語に注意を向けていきます。しかしながら、それではいつまで経っても終わりが見えてきません。たとえ100日経てば終わるという期限があったとしても、人間にとっては途方もない時間に思えてしまうのです。

そのため、まずは単語帳を簡単に読破し、終わりがどのようなものか把握することが重要になってきます。

一つひとつの単語を注意深く読むのではなく、綴りと意味を確認し、概要を理解したら次の単語に移るくらいの読み方で問題ありません。

最初はこの単語から始まって、最後はこの単語で終わる、という流れを理解することで単語帳は読みやすくなるのです。

そして、一度読み終わった単語帳を何度も何度も繰り返し読むようにしましょう。すると、最初の方は始まりと終わりの部分しか記憶に定着していなかったはずなのに、何度か繰り返しているうちに中ほどの部分も不思議と思い出せるようになります。

単語帳をストーリーとしてとらえる

この方法はいわば単語帳を物語として読むようなものです。

たとえば皆さんがよく知っている桃太郎を例にとってみましょう。

仮に桃太郎の物語を暗記する時に、皆さんはどういう方法を選ぶでしょうか?まずはお爺さんが芝刈りに行って、おばあさんが川に洗濯に行って、という具合に一つひとつの要素をコツコツと覚えていくでしょうか?そうではなく、まずは桃太郎の物語をすべて読み終えて、流れを理解する方が記憶に残るでしょう。

物語の全体をざっくりと掴んだうえで、ここでキジに出会った、ここでサルに出会った、という具合に、流れに沿って細部を一つひとつ覚えておけば、効率的に物語を理解できるようになります。

これと同じように単語帳も一つひとつを細かく覚えるのではなく、全体を繰り返し読んでいくことで覚えやすくなるのです。

アウトプットの機会を忘れないように!

ここまでは英単語をひたすら覚えていく方法を紹介してきました。

しかし、そもそも英単語は何のためにあるのでしょうか?ただ単に記憶するために存在しているものではありません。単語は文章の構成要素だからこそ覚えなくてはならないのであって、使えなければ意味がないのです。それゆえ、アウトプットのための時間を取ることも大切にしましょう。

では、どういうアウトプットが英単語を覚えるためには効果的なのでしょうか?一例としては英作文が挙げられます。

まずはその日覚えた英単語をもとに、簡単な日本語の文章を作り上げていきましょう。そしてそれを英語に翻訳していきます。この際に使う文法は簡単なもので問題ありません。あまりに高度な文法を用いて文章を書こうとすると目的をはき違えてしまいます。あくまでもこの練習法は英作文を書くためのものではなく、英単語を覚えるためのものなのです。

英単語が使われる構成を、自分で再現することで頭の中に叩き込むことで、より記憶に定着しやすくなるのです。

色々な勉強法を活用して英単語を覚えよう!

今回紹介した勉強法はあくまで一例です。

中にはこの勉強法では英単語を覚えられそうにない、という方もいらっしゃるでしょう。そういう場合は、他の勉強方法も試しながら、自分に合った勉強方法を見つけることが大切です。さまざまなアプローチで試している時間も、決して無駄にはなりません。たとえひとつの勉強法がダメであっても、その間に勉強した英単語はしっかりと頭の中に残っています。

なによりも英単語を学ぶうえで大切なのは、時間をかけることです。もし勉強自体を諦めてしまったら、改めて英語を学ぶ時にさらに苦労してしまいます。英語習得の空白期間をなくし、継続して勉強していきましょう。