海外で通じない和製英語のまとめ!実はこんな言葉も通じなかった

2019年8月30日(金)

海外で通じない和製英語のまとめ!実はこんな言葉も通じなかった

日本語は色々な言語を取り込んできたけれど……

世界にはさまざまな言語があり、ほとんどの言語は他の言語に影響を受けながら進化を繰り返してきました。当然ながら日本語もそのひとつです。私たちが今なお使っている漢字も、元はと言えば中国から来たものです。そして漢字を変形することでひらがなやカタカナが作られてきたのでした。その後西洋の国々と交流するようになると、外国の言葉がカタカナ語として定着するようになりました。

とはいえ、日本人は必ずしも外国語を正確に取り入れてきたわけではありません。日本人なりのアレンジを加えながら、独自の単語を作り上げてしまったのです。その代表例とも言えるのが和製英語でしょう。英語では通用しない、日本の文化や生活習慣に合わせた、日本独自のカタカナ語が存在するというのはある程度常識になってきました。

とはいえ、どれが和製なのか、区別できない単語も多く存在します。今回はその中のいくつかを紹介していきましょう。

日本人は英語を略して使う?

日本で作られたカタカナ語の代表例と言えば、パソコンのような略語でしょう。パソコンは正式名称ではパーソナルコンピュータと言います。しかしながら逐一正式名称で呼んでいたら面倒です。だからこそ日本人は簡単な言葉に短く略すことで、独自の言葉を作り上げるのです。

こうした例は多数存在しています。たとえばエアーコンディショナーをエアコンと言ったり、デパートメントストアをデパートと呼んだりします。元々日本人は複雑な言葉を略して使う傾向があります。たとえば歩行者天国のことをホコ天と言ったり、100円均一ストアのことを100均と言ったりしますが、そうした傾向が英語においても現れていると言えるでしょう。

もちろん正式名称をわかっているうえで使う分にはいいのですが、あまりに略語が定着しすぎたあまり、正しい英語と混合してしまう危険性があります。外国人に対してエアコンを付けようか、と言っても通じません。英語を習ううえで元の単語に行きつくと、私たちが普段使っている略語の正式名称を学ぶことができるので、しっかりと勉強しておきましょう。

組み合わせて出来上がる和製英語

日本でできた造語の中には、ふたつの単語を組み合わせてできた言葉も存在します。たとえば車を運転する人なら、誰もがガソリンスタンドに通ったことがあるでしょう。しかし、ガソリンスタンドは英語圏では通用しない言葉です。正しくはgas stationと言わなければいけません。海外旅行の際にレンタカーを使って、「この辺にガソリンスタンドはありませんか?」と道案内を頼むときは注意しましょう。

その他組み合わせてできた造語と言えばテイクアウトが挙げられるでしょう。何かを取って外に行く、ということから出来上がった単語だと思われますが、テイクアウトという慣用句は英語には存在しません。テイクアウトを意味する言葉は国によって様々です。イギリスでファーストフード店を利用する際にはtake awayと言いましょう。アメリカで持ち帰りを利用する際はto goと言わなければいけません。

ペーパードライバーは英語ではうまく言えない?

単語を組み合わせて出来上がった和製英語と言えば、ペーパードライバーも見逃せません。日本での運転免許保有率は約75%だと発表されています。実に日本人4人のうち3人は免許を持っている計算になりますが、すべての人が車を持っているわけではありません。免許を持っているけれど車は運転せず、身分証明書代わりにしか使っていないという人もいるのです。そういう人のことを日本ではペーパードライバーと呼んでいますが、これも英語から由来した言葉ではありません。我々日本人が作り上げた言葉なのです。

ではこのペーパードライバーは英語で何と言うのでしょうか?実は、この概念を一言で説明できる英単語は存在しないのです。外国の人に「私は免許を持っているが運転はしない」という説明をしたければ、その文章をそのまま英語に置き換えなければいけません。これはある意味で和製英語の優秀性を示している意味と言えるのではないでしょうか?

日本語でもたくさんの言葉を使わなければいけないけれど、英語を作り変えてしまうことで、一言で簡単に表現できるのです。もちろん海外の人に使ってはいけない言葉ではありますが、それを踏まえて使うのであれば問題はないでしょう。

食べ物は和製英語だらけ

海外で食べ物を買う際は簡単な単語でこれが欲しい、と言えば通じることが良くあります。とはいえ、ここで造語を使ってしまうと別の物を渡される場合もあるので、しっかりと区別する必要があります。

たとえばソフトクリームも、実は英語からきた言葉でありません。正しくはSoft serveといいます。その他、ファーストフード店に行くとフライドポテトを頼む人も多いでしょうが、これもまた英語では通じません。正しくは、French friesと言いましょう。ちなみにフライドという言葉は、英語では炒めるを表し、揚げるという意味は含まれていません。この食べ物を揚げてくれ、という際にはdeep friedという言葉を使うようにしましょう。

ファッションを買う際にも注意が必要

海外旅行に行ったら、ファッションブランドの店に立ちよって買い物をしたい、という人は少なからずいるはずです。とはいえ、日本で使われているファッション用語をそのまま使っても、店員さんに首を傾げられてしまうかもしれません。ファッション用語に潜む造語をあらかじめ見抜いて買い物をするようにしましょう。

この分野の代表例と言えばワイシャツが挙げられるでしょう。英語ではシンプルにShirtというだけでワイシャツを持ってきてくれます。ちなみに、なぜワイシャツという単語が定着してしまったかと言えば、White shirtという言葉から来たとされています。ホワイトのワイだけが抜き取られてできた言葉なのです。

なお、ワイシャツと同じような言葉にTシャツがありますが、こちらは英語からきた言葉です。もっとも、Tシャツと複数形で言ってしまうと複数の商品を持ってこられてしまいかねません。正しくT-Shirtと発音するようにしましょう。

この言葉は英語では違う意味!?

最後に、厳密に言えば和製英語ではないものの、英語圏とは違う意味で使われているカタカナ語を紹介しましょう。

たとえば細身の人のことをスマートと表現することがあります。しかし、本当はスマートには細いという意味はありません。正しくは賢いという意味です。最近はスマートフォンも出回るようになっていますが、あれも賢い電話という意味であって、細い電話を指すのではありません。あなたはスマートだよね、と英米人に対して言っても悪い意味には取られないでしょうが、余計な勘違いはなくすに越したことはありません。

また、日本人と外国人の間に生まれた人を、日本ではハーフと表現します。英米圏でも一時期同じようにハーフと表現していたことがありましたが、どちらかと言うと差別的な意味で使っていました。よって最近ではJapanese-Americanと言うように、国名で表現するのが一般的です。海外の人にあなたは日本人とアメリカ人のハーフなんだね、と言ったらムッとされてしまう可能性があるので、くれぐれも注意しましょう。