海外留学にオススメの国はどこ?その理由は?

2019年8月27日(火)

海外留学にオススメの国はどこ?その理由は?

海外留学を検討している方の中で、どの国へ留学するか決めかねている方も多いかと思います。治安面や費用、衛生面など検討すべき部分は多くあり、調べるのにも一苦労しますよね。今回は留学先としておすすめの国とそれぞれの国の特徴をご紹介いたします。

人気の国に共通する要素

学生でも社会人になってからも、念願叶い海外で勉強できることが決まれば、渡航先をどこにするかという国選びで共通する要素があります。それは、ほぼすべてが英語圏の国であるということです。今やこれだけ各国との距離が近くなり、日本人が最も苦手とする外国語でのコミュニケーションが不可欠になったことを考えると、日本を訪れる中国や韓国といったアジアの国々の言葉が理解できることは大きなメリットです。

とはいえ、中国語や韓国語が話せなくても、世界共通の言語として英語を身につけていれば、コミュニケーションに不自由することはありません。そこで、日本の学校で学ぶだけでは身につかないコミュニケーション能力をブラッシュアップするために、どこの国がオススメかを知ることが大事と言えるでしょう。

母国語か公用語としている国を選ぶのがオススメ

英語を学ぶという目的での留学であれば、母国語としている国はもちろん、公用語として使っている国を選ぶ必要があります。

母国語として使っている国には、アメリカを筆頭に、イギリスやアイルランド、カナダ、さらにオーストラリアにニュージーランドといった日本人にもお馴染みの国から、リゾート地として知られるフィジーと、アジア圏ではフィリピンが挙げられます。

母国語及び公用語として使用している国で、馴染みがあるのは、これらの8ヶ国になりますので、ここから絞り込んでいくとよいでしょう。

絞り込むための条件とは

これらの国々が、母国語もしくは公用語として使っているとなると、絞り込むための条件がいくつかあります。一番気をつけなくてはならないのが、かつて世界で一番治安のよい国と言われた日本でも、しばしば物騒な事件が起こるようになったことです。海外に行くにあたっては、この治安や安全面が最も気になるところでしょう。

さらに、日本は世界一衛生環境が整っている国とも言われていますので、清潔な国で生まれ育った人が、衛生環境が整っていない国に行くとなると、身体に与える影響も気になります。

最終的にどこで学ぶかを決めるにあたっては、渡航費用はもちろん、学校に通って勉強するため、学費や生活費など必要になる費用のことも考えなくてはいけません。つまり、いろいろな要素を挙げながら、多角的に条件を検討しながら、候補となる国をピックアップすることが重要です。

まずは5つに絞り込もう

8つの中からひとつを選ぶのは、かなり大変です。そこで、まず5つに絞り込むのがいいでしょう。

イギリスの正式名称はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国と言い、イギリスという国は厳密に4つの異なる文化を持った国の連合体というわけです。一般的に、イギリスと言う場合に指すのはイングランドで、その他にウェールズ、さらにバグパイプやスコッチウイスキーで知られるスコットランドと、北アイルランドがあり、合計4つの王国から構成されているのです。

イングランドとウェールズ、そしてスコットランドは陸続きでつながっていますが、アイルランドだけは離島となっています。地方によって若干言葉の発音に違いがあるものの、イギリスとアイルランドはどちらかを選んでひとつに統合することで、8つのうちまずひとつ絞り込めます。

さらに、アメリカとカナダは国境を接していることもあり、このいずれかを取捨選択することでさらに絞れるでしょう。広々とした自然の中でゆったりと勉強したいという人なら、ニュージーランドとオーストラリアのどちらかに決めるという手もあります。

これで最終的にイギリス圏かアメリカ圏、ニュージーランドかオーストラリア、それにリゾート地のフィジーと、近いのがメリットのフィリピンの5つに絞り込むことができそうです。

サポート体制も大事

留学生の受け入れサポート体制が充実しているという点で、オススメの国はカナダです。アメリカと国境を接していることや、かつてイギリスの植民地だったことから、しばしばどちらが正しいかで議論され、両国の英語の長所を取り入れているカナダでは、きれいな発音が身につくところがオススメする理由です。

また、多くの移民を受け入れている多民族国家でもあるため、海外からやってきた人達に対しても協調性が高く、フレンドリーに接してくれる上に、それぞれの国の人達のアイデンティティーを尊重してくれるという特徴があります。そのため、日本から行ったとしても、偏見の目で見たりといったことが比較的少ないため、環境によるストレスが少ないと言えるでしょう。

州による独立した政治が行われていることもあって、特に留学生の受け入れに積極的な州を選べば、手厚いサポートの中で勉強することが可能です。アメリカは根強い人気を誇るものの、サポートその他の条件から考えるとカナダの方がオススメと言えます。

二者択一が難しいイギリスとアイルランド

4つの異なる王国で構成されているものの、同じイギリスであることから、イギリスかアイルランドかのどちらかに絞るのがいいというのは、先述した通りです。ただ、同じイギリスだから、と、簡単に言えないところが、この二者択一の難しい点です。

イギリスなら伝統的なブリティッシュイングリッシュが学べますし、世界で最も丁寧な言葉遣いが身につくと言われています。

一方のアイルランドは島国ということもあって非常にフレンドリーなのが特徴で、都会と自然あふれる環境が共存していることから、恵まれた環境でのんびり勉強ができます。ヨーロッパ諸国の中では最も治安のよい国とされていることもあって、ヨーロッパ圏から訪れ勉強している人が多いもの特徴です。

そのため、ヨーロッパ圏の人達と会話をするには英語が不可欠となり、日常会話のすべてが学びにつながるという状況である点では、学校以外でも勉強ができて、穴場のオススメ先となっています。

ニュージーランドとオーストラリアは好みで選ぶ

ニュージーランドとオーストラリアはともに日本人に人気の留学先となっており、どちらを選ぶかはお好みと言っていいでしょう。

オーストラリアは多民族国家のため、海外からの渡航者に慣れていますし、教育制度も充実しています。

一方のニュージーランドは日本よりも小さな島国ですが、たくさんの羊が暮らす牧羊国で、自然豊かでのんびりしているとあって、初心者にオススメです。ニュージーランドも多文化主義でさまざまな国の人が暮らしていますので、日本人にもフレンドリーです。

オーストラリアとニュージーランドはともに外国人への受け入れに偏見がないことから、住みやすさのオーストラリアか、のんびり学べるニュージーランドかといったあたりが選択理由になるでしょう。

ビーチで贅沢に学ぶ選択とリーズナブルに学ぶ選択と

フィジーは南太平洋に浮かぶリゾート地として知られていますので、ここで学ぶとリゾート気分を味わいながら勉強ができますし、何と言ってもフィジーの人達が優しいのが魅力です。親日国としても有名なため、フィジーの人たちは日本人と見ると積極的に話しかけてきますので、日常的に勉強ができそうです。

フィリピンは近年、非常に多くの日本人が留学するようになりましたが、最大のメリットは費用の安さです。欧米の1/3の費用で済むことから、経済的な理由から選ぶには、フィリピンがダントツでオススメとなっています。