英語が楽しくなる熟語の覚え方

2019年7月31日(水)

英語が楽しくなる熟語の覚え方

英熟語は難しい?

語学を修める上で単語を学ぶことは欠かせません。特に英語学習では動詞を身につけることが欠かせないでしょう。動詞は文章の構築に欠かせない構成要素です。こうした動詞は単語帳などを活用することで覚えることができるでしょう。

しかし、殆どの学習者にとって動詞と前置詞が連なってできる英熟語を覚えるのは大変なのではないでしょうか。数多い動詞だけでも覚えるのが大変なのに、その動詞に前置詞が加わるだけでがらりと意味が変わる、というのは学習を進める上で大きな障壁です。この熟語がなかなか覚えられず学習がはかどらなかった、という人も多くいらっしゃるでしょう。

そこで、今回は英熟語をなるべく楽しく学べるような覚え方をいくつか紹介していきます。英熟語もしっかりとした勉強法で覚えればそこまで難しいものではありません。

丸暗記はダメ!

まず皆さんは英熟語を学ぶとき、どのような勉強法を取っているでしょう?世の中には英熟語だけをピックアップして集めた単語帳も存在しています。それを何度も何度も繰り返し読み暗記して、英熟語を学んでいるという人も多いのではないでしょうか?

先に結論を述べておきますが、そうした勉強法はあまり効果的ではありません。そもそも動詞は数えきれないほど存在しています。それだけを暗記するのさえ難しいのに、それに加えて英熟語まで丸暗記できる人が果たしているのでしょうか?ひとつの動詞に付け加えることができる前置詞はたくさんあります。それらをすべて覚えようとしたら、いつまで経っても勉強は終わりません。

丸暗記自体も良くありませんが、そもそも普通の人間にとっては不可能な勉強法なのです。そこで、もっと効率的な勉強法を選ぶようにしましょう。

英熟語は前置詞が肝心?

英熟語には前置詞が存在します。この前置詞には例えばinや、outのような単語が含まれます。これ自体はあまり勉強したことのない人でも、なんとなくinは「中に」、outは「外へ」という意味を察することができるでしょう。そして、実は英熟語は前置詞が持つ意味が軸になって出来上がっている言葉なのです。

たとえばlook inという熟語を取り上げてみましょう。lookは見るという意味ですが、それにinがくっつくとどういう意味になるのでしょうか?この熟語を直訳すると中を見る、というものになります。そう考えてみれば、look inの正解である「ちょっと覗いてみる」、という意味にたどり着くまでは時間がかからないでしょう。我々は何かを覗いてみるときに外側から内側へ目を向けます。このように前置詞の持つ意味が動詞を下支えすることで熟語は出来上がるのです。

英熟語を覚えるためにはイメージが大事!

英熟語を覚える手段に、丸暗記は必要ありません。前置詞に注目しつつ、それが動詞と掛け合わされたらどういう意味になるか、ということを想像してこそ覚えやすくなるのです。もうひとつの例を挙げましょう。

look outという英熟語はどういう意味を持っているでしょうか?直訳すれば外を見る、という意味になります。たとえば私たちが家の中から外を見るときというのはどういう状況でしょうか?家の外で、何かいつもとは違うことが起きていることがほとんどでしょう。たとえば雨が降りだしたり、風が強くなったりすると私たちは外を見てしまいます。そして天気が良くないから外出は避けよう、と思ったり、洗濯物をとりこんだほうがいいかもしれない、と用心したりするのです。

ここからすればlook outが「気を付ける」、という意味を持つ英熟語であるとわかるのは難しくないでしょう。このようにイメージを膨らませながら熟語を見ていくと自然に意味はつかみやすくなります。そして、こうした考える覚え方こそが英熟語を学ぶ上では丸暗記よりもずっと効果的なのです。

英熟語で英文を作ってみよう!

しかし、文章を読むたびにこの熟語にはこの前置詞がついているからこういう意味だ、と想像を膨らませていては時間がかかってしまいます。英熟語を学んだあとはそれを実践で使ってみることがなにより大切になります。

そこで、まずは覚える動詞をひとつに限定し、そこに様々な前置詞をくっつけて文章を作っていきましょう。lookにくっつけることのできる前置詞は他にもたくさんあります。

まずはlook forward toという熟語を使って文章を仕上げましょう。forwardは前方に、という意味を表す前置詞です。私たちが前を見るときは、たいていそこに楽しいものが広がっているものです。それゆえこの熟語は何かを楽しみにする、という意味になるのですが、この熟語を使ったらどういう文章ができるでしょうか?試しにこの勉強が終わったらおいしい夜ご飯が待っていると考えてみましょう。するとI'm looking forward to dinner.という文章が出来上がるはずです。これによって何かを楽しみにしているという思いと、書き記した文章が頭の中でつながりを持ち、英熟語が覚えやすくなるのです。

文章をたくさん読んだり聞いたりすることも大事!

英熟語を覚える上では、自分で文章を書くだけでなく、読むことも大切になります。英語で書いた文章を読んでみると、そこにはたくさんの熟語が使われています。いわば文章を読むことは英熟語の使われている現場を見ることを意味するのです。なによりこの方法の優れているところは、ある英熟語がどういう文脈で使われるのかを理解しやすくなることにあります。

たとえばある文章を読んでいるときにlook forという英熟語を見つけたとしましょう。look forは探す、を意味する英熟語です。そしてその文章は何かを捜索している物語だったとします。すると物語の内容と単語がしっかりとつながりを持つので、英熟語が理解しやすくなるのです。

また、文章は読むだけでなく聞くこともとても大切です。人間は体を使って勉強をすると、頭にしっかりと定着するようにできています。耳を使って英語を聞くことで、より習得が速くなるのです。

その際、リスニング教材のように一つひとつの単語を丁寧に発音してくれるものを選んでもよいですが、理想をいえば映画やドラマを字幕で見ることをお勧めします。映画やドラマで演技する俳優たちは、感情を込めて文章を読むよう訓練されています。ですからそこで使われている英熟語も、意味に合わせて感情を込めて話されるのです。

こうして文章を聞くことで、そこに込められた意味がしっかりと理解できるようになるでしょう。もちろん、これと合わせて英文を自分で口に出してみるのも効果的な方法です。

英熟語を覚えることは英語のイメージをつかむことにつながる

今回はさまざまな英熟語の覚え方をレクチャーしてきました。いずれの方法にもあてはまるのが英熟語はイメージで覚えるものだということです。外国語を学ぶ上で、このイメージを理解することがとても大切になってきます。

ただ文字だけを見て意味を覚えるだけでは、その言語を学んで身につけたとは言えません。そこに含まれているイメージを合わせて汲み取ってこそ、より深く習得できるのです。英熟語は英語のイメージをつかむのになにより役に立つものです。

初めは苦労するでしょうが、時間をかけて勉強することで、この熟語はこういう意味を持っている、ということが徐々に判別しやすくなります。そして英熟語を身につけたころには、英文それ自体が持つイメージを深く理解しやすくなるでしょう。