2019年7月5日(金)
海外旅行先のショッピングは、特に大きな楽しみのひとつではないでしょうか。現地ならではのものが買える、知り合いの喜ぶ顔を思い浮かべながらお土産を選ぶ、海外ならではの開放感でブランドものを思い切って買うなど、さまざまな楽しみ方ができます。今回は、そんなショッピングの際に役立つ英会話フレーズについてまとめました。旅行の際、そして日常会話もまとめて、ご紹介します。
海外であれば、店員は現地の方であることがほとんどですから、英語力は重要となります。また、一定の会話力がなければ希望の品を購入できないケースも事実あるでしょう。しかし、海外のショッピングで英会話を使うメリットはそれだけでもありません。
海外のサイズ表記は、日本と異なる場合が多くあります。日本人は世界的にみても小柄な民族であるため、外国の基準でサイズを選ぶと大き過ぎてしまうかもしれません。そこで重要となるのが、試着です。海外におけるショッピングでは、むしろ必須といってもよいでしょう。英会話ができれば、気になる商品も気兼ねなく試着することができるのです。
次に、妥協なく気に入ったものをとことん探せる点です。海外のお店は、店頭に飾ってあるものはごく一部で、バリエーションを店奥にしまっているということが多いです。つまり、こだわって選びたいなら、直接希望を伝え種類を見せてもらうべきなのです。英会話ができなければ、店頭にあるものだけを選択肢として考えなければならないでしょう。ショッピングの充実感を高める上でも、ある程度英語は知っておくべきです。
また、純粋に現地の人とのコミュニケーションが経験できるのも、楽しい思い出になります。現地の人と仲良くなりたいと意気込んでも、結局はなかなか話せなかった、話すチャンスがなかった、そんなケースも十分考えられます。店員なら、ショッピングを通じて気兼ねなく会話ができ、貴重な体験に繋げられるでしょう。
日本では、店内で積極的に話そうとはしないかもしれません。どちらかと言えば、店員の押しが強いイメージではないでしょうか。しかし海外では、ぜひこちらから社交的に話しかけてください。フランクなやりとりが、値引きに繋がることさえ期待できます。
そんな時、まず基本となるのが挨拶です。自分からはもちろん、店員から話しかけられても爽やかに対応できると良いでしょう。フレーズ例としては、以下のようなやりとりが挙げられるでしょう。
「Hello, how are you?」や「Hi, there. How’s it going?」といった具合に、元気かどうか、調子はどうかなどの定型的な問いかけがあるとします。この場合、笑顔で爽やかに次のようなフレーズを返しましょう。「Hi, I’m good. Thanks!」「Hello, I’m good! Yourself?」といった具合です。前者は元気であることを伝える内容、後者はそれに加えて同じ質問を聞き返すようなフレーズです。
また客であるあなたに対して、親切な語りかけをしてくれるかもしれません。「Let me know if you need anything.」というフレーズが代表的でしょう。これは、「何か必要だったら何でも言って」というような、困りごとがあったとき助けになるというメッセージが込められています。「Yes, I will. Thank you!」と好意的な返事を返せば、印象良く感じてもらえるでしょう。
欲しい品物を探していると、店員がフランクに話しかけてくれるかもしれません。入店時とはまた違った、またさらに深い話です。こんなときにも的確な返答をして、理想のショッピングに繋げましょう。
「Can I help you?」「May I help you?」といった問いかけは、日本語でいうところの「何かお探しですか?」にあたります。これについては、人によって返答がさまざまでしょう。
特に決まっていなければ、「I’m just looking」「browsing. Thank you.」で「見ているだけだから大丈夫、ありがとう」といった返答をしましょう。具体的に何か探しているなら、「I’m looking for 〜.」と続けて、見つけたい商品を伝えてください。
そして具体的な質問をするのであれば、以下のようなフレーズを参考にしてください。
これら基本のフレーズは、状況に合わせてさまざまな言葉を置き換えることができるでしょう。いくつかのフレーズを知っているだけで、ショッピングの充実度は大きく変わってくるはずです。せっかく英語を勉強しているのですから、より満足するショッピングを楽しんでください。
前述の通り、海外で服や靴などのショッピングをするときには、試着がとても重要になります。日本とはサイズ感が違うため、実際に着てみなければ本当に合うのか分からないためです。とはいえ、無言で勝手に試着するというのも、無礼な印象です。店員にいやな顔をされれば、せっかくの旅の思い出もマイナスなものになってしまうでしょう。かならず、ひと声かけてから試着してください。
試着の際に使うフレーズは、結構簡単です。「Can I try this on?」となります。試すや挑戦するといった意味合いのtryの一言で、試着を表すことができるのです。人見知りの人にとっては、外国人に話しかけること自体もtryかもしれませんが、せっかく海外まできているわけですから、ここはひとつ殻を打ち破ってみてはいかがでしょう。
もし試着でサイズが合わなかったら、そのときも遠慮せず要望を言いましょう。前述でも触れていますが、「Do you have a smaller one?」「Do you have a bigger one?」と伝えることで、小さいもの、または大きいものを希望できます。
商品が決まっても、まだまだ油断はなりません。会計して、さらに店を出るまでが買い物です。その間に会話がぎくしゃくすると、満足度も大きく低下するでしょう。
会計で使えるフレーズとしては、次のようなものがあります。値切りを希望する「Can you give me a discount?」を覚えておくと、面白いかもしれません。海外ショッピングにおいては、値切りもまた楽しみのようになっています。ただ、しつこすぎるのは失礼なので、度は過ぎないよう気を付けてください。
また近年は、スマートな支払い方も広がりを見せています。「Can I pay by credit card?」、「Can I pay by VISA?」といった具合に、カード払いができるかどうか聞いても良いでしょう。現金を持つよりも、安全かつスムーズな印象です。
店を出るときは、会話をしてくれた店員にしっかり挨拶していきましょう。コミュニケーションを大事にする海外では、一般的なやりとりです。こちらから挨拶する場合は「Thank you. Have a nice day!」、先にこの挨拶をしてもらいその返答をする際には「You too. Bye-bye.」が好印象です。笑顔で店を後にすれば、満足度も二倍になるのではないでしょうか。
ただ商品を手に入れるだけなら、無言でも何とかなるかもしれません。しかし、せっかく旅行先でショッピングを楽しむなら、会話も交えてはいかがでしょう。会話を楽しみながら理想的な商品が手に入るはずです。海外初心者には少々ハードルが高いかもしれませんが、一定のフレーズを覚えていると、意外とスムーズにいくものです。ぜひご参考ください。