実際に一人で海外旅行をするのに必要なTOEICの点数

2019年7月5日(金)

実際に一人で海外旅行をするのに必要なTOEICの点数

英語レベルを確かめる上での効果的な指標として最も有名なものがTOEICです。世界的なレベル指標でもあるため、海外旅行先でどれくらいの点数が必要かあらかじめ分かっていると、勉強もしやすいでしょう。ではいったい、どの程度の点数が求められるのでしょうか。TOEICの紹介も合わせて、まとめました

そもそもTOEICってどんなもの?

充実した海外旅行を考えるとき、TOEICは便利な存在となることでしょう。なぜなら、一般的な英語テストとは異なり、筆記や文法といったものは重視されていません。メインとなっているのは、日常や仕事場などにおけるコミュニケーション能力です。つまり、海外旅行において重要な知識を集中的に学べるというわけです。

具体的な内容としては、2つのテストブランドから成る世界共通テストの総評です。「TOEIC Listening & Reading Test」というのが一般名称で、英語コミュニケーション能力の上達や、現在の自分のレベル確認に適しています。

とはいえ、細かく考えると「TOEIC Listening & Reading Test」こそがTOEICであるともいい切れないのが実際のところです。もちろん、TOEICはこのリスニングとリーディングのレベルテストですが、他にも「TOEIC Speaking & Writing Tests」「TOEIC Speaking Test」「TOEIC Writing Test」「TOEIC Bridge Test」と複数の種類に分類されています。勘違いがないよう把握するのであれば、TOEICの中の「TOEIC Listening & Reading Test」が海外旅行向きであると、正しく理解しておくと良いでしょう。

内容としては、リスニング100問、リーディング100問の計200問から構成されています。制限時間2時間の中で、リスニング45分、リーディング75分をそれぞれ受講します。限られた時間となると難しい印象かもしれませんが、毎年、2月と8月を除く計10回、全国80都市で実施されているので、チャンスは少なくありません。受験料も、5,725円と目が飛び出るほどの設定でもありません。しっかり勉強をして、できる限りスムーズに目標点数をクリアしたいものです。

TOEICのランクの見分け方

TOEICは、A~Eの5ランクに分かれています。獲得した点数によって、この5段階に分類されます。そしてこのアルファベットこそが称号となります。最上評価であるAに近ければ近いほど、社会での評価や海外旅行での自由度も高まることでしょう。

・ Eランク

Eランクは、5段階でもっとも基本の段階となっています。990点満点中215点以下となった場合、このランクに該当します。単純な会話をゆっくりしても、ほとんど聞き取りや理解ができない、スピーキングについても単語を並べる程度で、英会話として成立が難しいといったレベルです。

・ Dランク

下位ランクですが、Eランクよりは少し高い評価です。220 ~465点の獲得で、この位置となります。ゆっくり話してもらう、もしくは繰り返し話してもらうなどで、単純な会話ならできる、また相手があなたに対して配慮してくれたら、かろうじてコミュニケーションがとれる、といったレベルです。

・ Cランク

990点満点中、470~725点の獲得が必要なランクです。725点ともなれば、990点満点の中で獲得した点数と考えるとなかなかの高得点のようですが、まだまだ中級といったレベルです。通常会話であれば、ひとまずスムーズにこなせますが、複雑なシチュエーションに至ると、人によってレベルにばらつきがでます。とはいえ、基本に関してはそれなりに押さえています。

・ Bランク

一般的な会話において、ほとんど支障がないレベルです。完璧な理解力と対応力を有しており、いわゆる流暢な英語の使い手でもあるでしょう。必要点数は、730~855点です。人によって、ところどころでミスが生じますが、それでも意思疎通においては問題がありません。

・ Aランク

最高ランクのAは、860点以上で手に入る称号です。得意分野のみならず、自分の専門外の会話であっても十分に理解し、かつ適切な表現で対応することができます。ネイティブスピーカーにも近いものがあり、それこそ英語を職業に活かすことも大いに可能でしょう。

すばり海外旅行に必要なTOEICの点数とは

前述の通り、TOEICで獲得したランクによって、英語レベルは明確に把握することができます。そんな中、海外旅行先で必要な点数やランクは、どの程度なのでしょうか。

まず、ひとまず安心して海外旅行が楽しめるレベルについてです。このレベルの目安は、だいたい600点以上と考えておきましょう。TOEICランクで考えれば、中級であるCランク程度ですが、旅行を楽しむのであればこのランクでもひとまず不自由はしないと考えられています。

主にできることと言えば、宿泊先や観光地などで、決まりきった会話であればそれなりに対応できる、旅行先で知り合った人と、ある程度談笑が楽しめる、外国人に道を聞かれてもスムーズに案内できる、といった具合です。海外旅行に一人で行くからには、やはりコミュニケーションも楽しみたいところでしょう。600点以上あれば、ひとまず余裕をもって楽しめそうです。

こと「余裕」にこだわらないのであれば、もう少し低い500点前後であっても海外旅行は可能でしょう。同じくCランクではありますが、ギリギリCに該当しているレベル、もしくはBランクの中の上位といった具合です。しかし、ベースにある中学生英語と、TOEICに向けて学んだ知識を合わせさえすれば、それなりの会話はできるものです。ホテルのチェックインやチェックアウト、買い物、入国審査などで、そこまで困ることはありません。最低ラインとして、考えておくと良いでしょう。

TOEIC点数によってできることが変わってくる

海外へ一人旅をおこなう上での最低ラインが500点ではありますが、充実度を考えるなら、やはりできる限りの高得点を目指すべきでしょう。なぜなら、それによって体験できることががらりと変わってくるからです。600点以上獲得すると可能な内容についてご紹介します。

・ 600~700点

600点オーバーであるため、ある程度の英語力は身についています。しかし、仕事に活かせるレベルかといえば、そうでもありません。企業の人事部からみれば、履歴書にこの程度の点数が書いてあってもあまり気にしない、それどころかマイナスに感じるほどだそうです。

旅先でのレベルとしては、ゆっくり話してもらえれば道案内などを理解できる、入国審査の際、ある程度の質問が理解できる、また簡単な文章であればそれなりに理解できるといった具合です。

・ 700~800点

自由度の高い海外旅行を目指すなら、このあたりの点数が獲得できると理想的でしょう。いわゆる「英語ができる人」とみなされるレベルかもしれません。また730点以上を超えている場合であれば、海外赴任ができる人物として評価される可能性も高まります。つまり、実用性も兼ねた英語に至っているというわけです。

具体的には、業務上の手紙を読んで理解することができる、あらゆるシーンにおいて、理由を尋ねたり理解することができる、複雑なコミュニケーションもある程度可能である、といった具合です。

・ 900点~

990点満点にも近い、900点以上をとれると、それこそネイティブにも近いような暮らしが楽しめます。新聞やラジオを理解できる、政治家同士の会話を把握できる、商品選びで細かく吟味できるなど、かなり深く海外生活を体感できます。

目標レベルを定めると勉強しやすい

この通り、TOEICは海外旅行や生活へ向けた英語レベルを考える上で、有効な指標となってくれます。海外一人旅を実現するなら、ひとまず500~600ほどの点数があれば問題ないでしょう。しかし充実度を考えるなら、さらに上を狙うという考え方も大いにありです。目標レベルに合わせて、勉強に励んでみてください。