英語でのプレゼンテーションを成功させるための3つのポイント

2019年3月24日(日)

英語でのプレゼンテーションを成功させるための3つのポイント

日本を離れ英語圏に赴任するとなれば、もちろんプレゼンテーションも英語で行うのが基本となります。そして、正しい英語を使えなければ企画や思いは伝わりません。基本的な日常会話ができたとしても、プレゼンテーションとなると、「会話ができる」だけでは不十分です。いったいどのような意識をすれば、英語でのプレゼンテーションを成功させられるのでしょうか。3つのポイントをご紹介いたします。

英語でプレゼンテーションをすることの難しさ

プレゼンテーションは、英会話をある程度マスターしていても、スムーズにいくとは限りません。企画内容をしっかり伝え、なおかつそこに魅力を感じてもらい、そして企画実現に繋げてはじめて成功と呼べるわけです。そのため、スキルとしては英会話プラスアルファのものが求められるのです。

ご存知の通り、プレゼンテーションは海外だけで行われるものではありません。日本でもごく一般的に行われるため、ビジネスマンとしてその難しさは十分理解しているかと思います。そんな難しいプレゼンテーションを、母国語ではなく、英語を駆使して発表するため、しっかりとした準備が欠かせません。

逆に、準備さえ万端であれば自信をもってチャレンジできます。プレゼンテーションという環境に絞った英語を押さえ、ポイントや効果的なフレーズを学び駆使すれば、満足のいくパフォーマンスが大いに期待できます。まずは、準備に力を注ぎましょう。

ポイント1:どのような目的を誰に届けるかはっきりさせる

まずはプレゼンテーションの基本軸を構築しましょう。何も考えずにただ用意した話を披露する、それだけでは軸がぶれてしまいますし、聞く人に対して内容が伝わりません。ではどのような軸を作ればよいのか、まず考えてほしいのは、目的と聞き手の2点です。

いったい、何を伝えるためのプレゼンテーションなのか、そして誰にアピールしようとしているのか、基本に立ち返って考えてください。これにより、熱を込める方向性が決まってきます。商品やアイデアの提案、情報の周知、現状の報告など、内容は状況によってさまざまでしょう。いずれにおいても、頭の中にしっかりと定義づけてください。

聞き手というのは、個人ではありません。プレゼンテーションである以上、きっと複数人を前にしていることがほとんどでしょう。そのため、まず大まかな認識をおこないましょう。社内関係者なのかクライアントなのか、一般人なのか、そして年齢層や性別、内容の認識度はどれくらいなのか、対象をイメージしてください。それにより、明確な目線で話すことに繋げられます。

ポイント2:序論・本論・結論の3構成を意識する

文章構成といえば、どのような方法がイメージされるでしょうか。基本は、起承転結かと思われます。この4構成を意識することで、文章や物語はまとまり、そしてより伝わりやすくなります。ですが、プレゼンテーションにおいて起承転結はあまり適切といえません。プレゼンテーションで意識すべきなのが、序論・本論・結論の3構成です。

序論ことIntroductionでは、先に目的を明確に伝えます。主旨を話すことで、聞き手を引き込むことに繋がるでしょう。次に本論ことBodyです。いわば話のメインなわけですが、伝えたい内容にデータや根拠などを添えて、分かりやすく話します。

最後に、結論にあたるConclusionです。すでにBodyで話のメインは終わっているので、ここではその内容をいかに印象的にまとめるかが重要となってきます。インパクトある、感動的かつエッジの効いたまとめ、そんな締めができればベストでしょう。英語圏におけるプレゼンテーションは、一種のパフォーマンスのような意味も含んでいるので、ここでのメッセージ性は大きな意味をもちます。日本語でも、「終わり良ければすべて良し」というように、締めは大事です。特に意識してください。

ポイント3:言葉に頼り過ぎず魅せられるプレゼンテーションを

前述でも軽く触れていますが、とにかく英語圏におけるプレゼンテーションは、パフォーマンス力を求められます。某大手スマホメーカーの、人を引き込むようなプレゼンテーションは特に有名でしょう。日本では、誠実さや資料の分かりやすさなど、生真面目な雰囲気が先行するため、普段とは違った意識で臨むことが大切です。

ポイントとしては、身振り手振りや声の抑揚、聞き手へのアイコンタクトなどを多用してアピールする方法です。ときにはユーモアやジョークも駆使して、リラックスしてもらうのも良いでしょう。また、図やグラフ、映像や写真といった分かりやすい資料(ビジュアルエイド)をタイミング良く表示するといった演出も有効です。とにかく、聞き手を引き込むことをイメージして実践してみてください。

英語プレゼンテーションで役立つ定番フレーズ

日本とは違う環境でプレゼンテーションをおこなう、さらには初めての海外赴任ともなれば、戸惑うことも少なくないでしょう。そこで、言葉の節々で光るような定番フレーズを押さえておいてください。これらを節目で使えれば、海外に慣れない日本人とはいえ、現地の人を引き込むことが可能となるかもしれません。

・序論の定番フレーズ

まずは、簡単な挨拶からです。挨拶とはいえ、軽視してはいけません。コミュニケーションにおいて第一印象が大事なように、プレゼンテーションも最初の印象で聞き手の反応が大きく変わってきます。

定番としては、挨拶にあたる「Hello, everyone.」「Good morning, ladies and gentlemen. 」や、自己紹介文の「My name is 〇〇. I am 〇〇 for 〇〇 Company.」などでしょう。自己紹介文の空欄には、名前と役職、会社名を入れましょう。その他、プレゼンテーションの目的を紹介する「The purpose of my presentation is 〇〇.」、話に要する時間を予告する「My presentation will take about 30 minutes.」も役立ちます。

・本論の定番フレーズ

本論では、序論までの流れから切り替わり、真剣な話に入ります。そのため、形式的に順序立てて話すのがおすすめです。ここで重宝できるフレーズには、以下のようなものがあります。

最初にどんな話題から始めるかを伝える、「Let’s start by 〇〇」「Firstly, I will talk about 〇〇.」、話と話の節目で役立つ「Let’s move on to the next topic.」「Next, I’d like to talk about 〇〇. 」などです。

・結論の定番フレーズ

前述の通り、3構成の中でも結論は特に大切です。プレゼンテーションのゴールになるので、しっかりとまとめておきましょう。そんなとき、次のフレーズは役立ちます。

結論は〇〇であるとはっきり表すフレーズである「In conclusion, I would like to say is 〇〇.」、日本でおこなうプレゼンテーションや発表の最後でも定番的な「ご清聴ありがとうございました」にあたる「Thank you for listening.」などが効果的です。

英語の会話自体がそこまで流暢でなかったとしても、こうした節目を締められるフレーズを覚えておけば、構成を考える際に軸が作れます。軸とはとても重要で、英語力が低くても、ただそれだけで人を引き込めたりするものです。ぜひ、意識してください。

ポイントを押さえた魅力的な英語プレゼンテーションを

上記でも紹介している通り、とにかく海外における英語プレゼンテーションでポイントとなるのは、いかに聞き手を引き込めるかです。内容や方向性を理解して、構成を意識し、そして退屈させないようなパフォーマンスで、意欲的に聞いてもらえるよう心がけましょう。プレゼンテーションひとつ成功するだけでも、評価はぐっと高められるかもしれません。