ASAPやBTWとは?ビジネス英語で使う略語の意味

2019年3月3日(日)

ASAPやBTWとは?ビジネス英語で使う略語の意味

英会話にある程度自信があっても、いざ海外で生活を始めるとうまくコミュニケーションがとれない、そんなケースも少なくありません。特に問題が起こりやすいのが、ビジネスシーンです。ビジネス英語では、正規の言葉ではなく、略語もたびたび使われているためです。「ASAP」や「BTW」に代表されるビジネスの略語には、どのような種類があるのでしょうか。実際の意味も踏まえ、ご紹介します。

なぜ略語が多いのか

冒頭の例に代表される通り、ビジネス英語には略語が少なくありません。日本で略語といえば若者言葉のように、正しい言葉づかいをあえて短縮して楽しんでいるような印象が強いかもしれません。ですがビジネス英語の略語は、れっきとした意味があります。

英語は、長いスペルの単語が多くあります。極端に長いものは造語も少なくありませんが、例えば、偽性偽性上皮小体機能低下症という病気を表す「Pseudopseudohypoparathyroidism」、肺疾患の一種である「Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis」などは、ビジネス会話上で伴うことがあってもおかしくはありません。つまり、英会話においては、少しでも文章を略せるに越したことがないのです。そのため、英語ならではの長文を効率的に扱うためというのが、理由のひとつに挙げられるでしょう。

また、スピード感が高まることも魅力でしょう。ビジネスにおいては、何かとスピードが求められます。この点でも、やはり長くなりがちな英語は少しでも短縮できた方が便利です。会話はもちろんのこと、メールやチャットともなれば、略語を使うか使わないかで時間の余裕が大きく異なってくることでしょう。文章におけるやりとりのスピード感を高める、これもまた大きな理由です。

ビジネス略語を使うメリット

ビジネス英語は、近年日本でも多用されるようになってきています。あまりビジネスに縁がない人でさえ、日常において自然と使うこともあるのではないでしょうか。アジェンダやコミット、ブラッシュアップ、アポなど、頻度を考えるともはや日本の会社とは思えないほどです。

しかし、それはあくまで日本の会社内での話です。海外へ赴任して現地で働くとなれば、そうした和製英語はほとんど通じません。にもかかわらず、海外赴任でもビジネス略語を使うメリットはどこにあるでしょうか。ビジネス英語での略語は、定型文がほとんどです。話の本筋でなく、前置きの言葉を略すといった具合です。たかが前置きとはいえ、スペルが長い単語を、いちいち口にしたり記述したりしていると、ちょっとした手間です。そこで、略語が効果的となるのです。

日本人が海外赴任先でいわばビジネス界のスラングを使えるとなると、周囲の評価もぐっと高くなるでしょう。あいつは日本人なのに話しやすい、英語を学ぶ意欲が高い、英語スキルが高いといった具合に、一目置かれる存在となることでしょう。中長期の海外赴任ともなれば、コミュニケーションはとても重要です。そのような面でも大きなメリットとなることでしょう。

また仕事の速さにも直結するため、業務の効率を高める意味でも有益です。海外では、スタッフ同士のコミュニケーションにチャットツールを用いることが少なくありません。まして、連携を要する業務となると、スピーディーなやりとりは必須となります。ビジネス略語が駆使できれば、コミュニケーション面だけでなく、成績面でも評価を高められるかもしれません。

使用頻度の高いビジネス略語例

実際に使われている、使用頻度の高いビジネス略語にはどのようなものがあるでしょうか。一概には認識できないほどの種類がありますが、ここでは代表的なものをご紹介します。

・ASAP:as soon as possible

略語の中でも、かなり有名なものです。日本企業における横文字用語としても使われています。意味は、「なるべく早く」や「できるだけ早めに」といったもので、前後に続く文章に緊急性をもたせる際有効となります。ただ、少し威圧的にとられてしまう場合もあるので、気の知れた関係性の相手に使うことをおすすめします。

・BTW:by the way

話の切り替えに用いる言葉です。日本語でいうところの「ところで」という意味合いです。変に気遣う手間が省けるので、重宝するでしょう。

・IMO:in my opinion

相手の意見や一般意見に対して、自己の主張をおこないたいときに使うビジネス略語で、「私の意見では」といった意味合いになります。文章の前置きとして使用してください。

・RSVP:repondez s’il vous plait

フランス語が元となった言葉ですが、英語圏における略語として定着しています。意味としては、「出欠のお返事をください」になります。英語でいうところの「please respond」です。招待状や招待文に多く用いられます。

・TBD:to be determined

アルファベット3つによって、「未定」であることを表しています。文章の前後につける場合もありますが、これ単体でも使用できます。会話によっては、今すぐ返答できないようなものもあることでしょう。その場合、一旦先延ばしにしたい意味を込めて活用できます。

・EOB:end of business day

仕事の終わり、つまり「終業時間までに」という意味合いになります。何かを決定して欲しい、何か作業を任せたい、そんなときに役立つかもしれません。

・IAC:in any case

話の結論の前置きとして、使われることの多い略語です。「とにかく」「いずれにしても」といった日本語に近いです。結びの文章を手軽に作れるという面でも、重宝できそうです。

メールやチャットで多用される略語とは

同じビジネス略語でも、メールやチャットといったよりスピード感が重視されるツールにおいては、また傾向が違ってきます。近年のビジネスシーンにおいて、これらツールはなくてはならない存在ですから、よく使われるビジネス略語や傾向も覚えておきましょう。

まず、文法面の傾向を知っておきましょう。メールやチャットで重視されるのは、とにかくスピード感です。そのため、シンプル化されている点が特徴的となっています。主には、文章の最初の一文字も小文字を使う、アポストロフィーを省略する、主語が明確な場合は主語を省略するといった具合です。もちろん、あっても意味は通じますが、より効率的な会話をしたい、軽快なやりとりでコミュニケーションを図りたいとなると、意識して損はないでしょう。

・PLS:please

英語全体においても多く使われるpleaseだけに、単語の長さに限らず省略されているのが特徴的です。意味はそのまま、プリーズです。使用頻度もかなり高いのが特徴的でしょう。

・NP:no problem

相手の話に対して、「問題ありません」と伝えたいときにはこのnpを用います。こちらもplease同様、そこまで長くないにもかかわらず略されている頻度の高いフレーズでしょう。比較的フランクな会話となりやすい、メールやチャットだからこそです。

・TTYL:talk to you later

メールやチャットだけでは、どうしても伝えられない内容もあるでしょう。目を見て話したい、細かく説明したい、そんなときには不向きなコミュニケーションツールであるためです。そんなとき、この「またあとで話す」という略語が役立ちます。略すことにより、自分から会話を終えるというマイナス印象を和らげる効果も期待できるかもしれません。

略語も覚えてよりスムーズなビジネスライフを

このように、ビジネス略語にはさまざまなものがあります。実際現地で働き始めて、使わなければなかなか覚えられないかもしれませんが、代表的なものだけでもひと通り覚えておくとスムーズでしょう。仕事でもコミュニケーションでも、スムーズになることが期待できます。