英語留学の期間はどれぐらいが最適なのか?

2019年1月19日(土)

英語留学の期間はどれぐらいが最適なのか?

英語留学を計画するとき、どれくらいの期間渡航すればどの程度の実力が身につくのかは気になるところです。また、夏休みや休職中など留学に充てる時期や状況、自分がどのレベルまで到達したいか、などといった目標によって、留学期間も変わってくるでしょう。そこで今回は、留学によって身につく英語力レベルと期間の決め方についてみていきます。

英語留学期間の選択肢はたくさんある

語学学校では、入学の随時受付など学習できる期間が多彩に設けられています。たとえば、2週間や1ヵ月程度の短期から3ヵ月や半年・1年といった短期~中期、さらに大学生活の4年間全てを留学期間に充てる方法もあるでしょう。これらの期間に決まったものはなく、語学留学先によって異なります。

また、留学に掛かる予算によって期間を選ぶなど、選択肢はたくさん存在するのです。そのため、自分の予算や日数などの希望を留学コーディネーターに相談すれば、その内容に適したコースや学校を提示してくれるでしょう。また、もし長い期間を留学に費やせるようであれば、自分が到達したい英語力レベルによって留学期間を考えるのがおすすめです。

確実に英語力をワンランク上げるためには、一般的に3ヵ月程度の期間が必要とされています。このワンランクとは、TOEICのスコアで例えると100程度のアップといえるでしょう。ただし、明確なレベルアップまでは必要ないと考えているのであれば、短期でも十分英語になじむことはできます。また、もっと堪能に英語を駆使したいということであれば、3ヵ月以上の留学期間を考えてみましょう。

大まかに分けた英語力レベルについて

英語力について、現在自分がどれくらいの実力があるのか把握しにくいものです。そこで、大まかな英語力レベルについて段階ごとに具体例を記載いたしました。自分がどのレベルに当てはまるのか、実際に見てみましょう。

・初級

一般的に初級とされるレベルは、中学校で学習する英語を標準的に理解できる程度のものといえます。具体的には、正しい文法を理解し身につけているわけではなく、簡単な挨拶や定型の表現などがわかる程度と考えてください。

・中級

中級は、学歴でいうと大卒、そのなかで英語を学び得意とする人が振り分けられます。そして中級の中でも上・中・下に分けられることが多く、上は文法を正しく理解し日常会話をほぼ問題なくこなせるレベルです。中は会話の中での豊かな表現には届かないものの、読み書きは問題なく日常会話も何とかこなせるレベルといえます。下の場合は日常会話をこなすには多少心もとないものの、読み書きや旅行先での会話程度なら大丈夫というレベルでしょう。

・上級

上級は、自分の意思や考えをスラスラと表現できるレベルに達し、日常会話も詰まることなくレスポンスもスピーディになります。さらにこの上に特級レベルの振り分けが行われることもあり、ここまでくれば複雑な表現も難なく使いこなすネイティブ同様のレベルです。

英語を問題なく使えるレベルに到達する期間とは

では、英語を実践で問題なく使えるレベルとはどのくらいでしょうか。目安としては、TOEICのスコアで730点あたりを超えたラインとされています。一方、日本人のTOEICスコアの平均はおよそ500強と言われていますから、この平均値からスタートすると考えると、問題なく使えるレベルまでおよそ200近いスコアの開きがあることになるのです。

前述では、TOEICスコアを100アップさせるのにおよそ3ヵ月の留学期間がかかると記載しました。そのため、単純計算すると日本人の平均値から英語を問題なく使えるレベルになるには3ヵ月の2倍、つまり6ヵ月程度は必要になると考えられます。

もちろん、これはあくまで目安であり、個人の現在のレベルや学習の進捗によって必要な期間は異なるでしょう。さらに、TOEICスコア730というラインはあくまで日常会話において問題ない最低限のレベルです。そのため、ビジネスなどにおいてもう一歩踏み込んだ表現やレスポンスの速さを求めるとすれば、もうワンランク上を目指してみましょう。

留学期間に区切りをつける

では次に、留学期間において学習内容の区切りをつけ、ステップアップを目指す目安について説明します。これについてもあくまで目安であり、実際は自分がそのレベルに到達した時点で区切りやステップアップを図るのが効果的でしょう。

まず、英語力をひとつアップさせるための目安である3ヵ月間は、とにかくたくさんの英語を聞くことに注力するのがおすすめです。リスニングを繰り返し行うことによって、語彙のバリエーションを身につけることができるのです。使える語彙が増えれば増えるほど、頭の中に浮かんだ日本語を英語に変換して表現できる確率が高くなります。つまり、リスニングを重ねることによりその知識をスピーキングにも反映させられるのです。

そして、3ヵ月を過ぎて講師や仲間などの言葉が理解できるようになったら、そこを区切りとして次のステップに進みます。ステップアップの手段として、たとえば転校したり違う街に行ったりなどして環境を変え、新しい刺激を受けることで英語力を磨くのもいいでしょう。こうして留学開始から半年になる頃には、初級からスタートした人でもおおよそ中級の下~上くらいに到達するものです。

しかしそこで停滞してしまうなど、中級の上までなかなか辿り着けないこともあります。そこで自分の腕試しとテコ入れもかねて、この時期に一度検定を受けてレベルを数値化したり、学習プランそのものを見直したりすることをおすすめします。

状況ごとにおすすめの留学期間

ここまでは、英語力レベルに基づいた留学期間について説明しましたが、仕事や学業などの都合で留学期間を決めたいというケースもあるでしょう。こちらでは、それぞれの状況によっておすすめの留学期間をみていきます。

たとえば、夏休みを利用したいのであれば、2週間~1ヵ月の夏休み向けコースを選択するのがおすすめです。英語留学としては短期ですが、英語に触れながら海外の文化や空気に触れるリフレッシュ目的、自分の弱点だけを克服する集中学習目的といった設定も可能です。さらに、ビジネス英語のみに集中したり長期留学の前の準備期間としたりなど、短期間でも目的に合わせコースは多岐にわたるのです。

そして、仕事を退職し次の就職までと期間を設けて留学するなら、ぜひ6ヵ月以上の滞在に挑戦してみてください。この期間なら確実なレベルアップが狙えるため、次の仕事へ活かすスキルも習得可能でしょう。ただし、長期留学になると予算の問題なども熟考する必要があるため、留学先の生活費や学費など、情報を集めいろいろ検討して行き先を決定してください。

英語留学期間を決めるときに押さえるポイント

最後に、留学期間を決めるときに押さえておきたいポイントをまとめます。まずは、目的や目標をしっかり定めることが必要です。留学する際に、自分がどのレベルの英語力を習得したいかを具体的に設定するのです。たとえばTOEICやTOEFLのスコアでもいいですし、「〇〇ができるようになる」といったことでも構いません。そして、その目標に対して今の自分のレベルを比較し、どれ程度の期間があれば目標に到達するかを考えるのです。

一方、どの期間を利用して留学するかもポイントとなるでしょう。学校や会社が休みになるわずかの間しか取れないということであれば、目標よりも自分の状況から決めることになります。また、設定した目標が「少しでもネイティブの雰囲気に触れたい」といったものであれば、長期である必要はなく2週間程度でも十分かもしれません。その結果として、休みの期間だけを利用するという選択もできるのです。

以上の点を押さえて目標や留学に充てる期間が設定できたら、そこから費用の計算や行き先、学習コースを次々に決めることが可能になります。こうしてしっかりと計画を立てることで、無駄のない留学が可能になるのです。

自分のレベルを知って目標を立てよう

以上、英語留学に適した期間について説明いたしました。元々の自分の英語力レベルや目標によって適した期間は異なります。まずは自分のレベルを知ったうえで目標を決め、それに基づいて留学計画を立てると良いでしょう。