2018年12月24日(月)
英語学習者にとって、英語圏の人と友達になることは英語力を磨くことにつながるだけではなく、モチベーションのアップにもなります。しかし、日本にいるとなかなかそのチャンスがないと諦めている人もいるのではないでしょうか。実は、日本にいながらにして海外の友達を作る方法はいくつかあります。今回は、その方法について紹介しましょう。
英語圏の人と友達になれば、実践的な英語を常に使ってコミュニケーションを図ることになるため、座学よりもリアルな英語力が身につきます。また、日本とは違った国の文化や考え方に触れることにもなり、もっと多くの人と交流したいというモチベーション向上にもつながるでしょう。
英語力を上げるために留学するという選択肢もありますが、何かと準備が必要ですしお金もかかるでしょう。そのため留学だけではなく、外国人との交流自体もあきらめている人がいるかもしれません。しかし、日本国内にいながらにして外国人と交流できるチャンスは多く、有効な方法もいくつか存在するのです。
そして、外国人と友達になるポイントとして、「英語力を上げるため」という感覚ではなく、その人個人と仲良くなるという意識を持つことが大切でしょう。友達になるためにお互いの信頼が必要になることは言うまでもありません。英語力だけではなく自分自身の経験を豊かにするために、それぞれの人を深く知る意識で友達作りに臨みましょう。では、日本国内で外国人と友達になる方法を以下に紹介します。
インターネットは、SNSなどを利用して世界各国の人とつながることができるツールであることは周知の事実です。そして、さらに気軽に利用できるアプリも存在し、語学を身につけることを目的としたアプリも多くリリースされているのです。
外国人と交流できるアプリの中で、言語の習得を目的としたものは、自分が学習したい言語を選びネイティブスピーカーとコミュニケーションを取ることが主な機能となります。しかし、それだけでは友達と言えるほど仲良くなることは難しいでしょう。そこで、より密接した交流を目的としたアプリを使うのが有効です。
たとえば、個人同士の出会いをサポートするマッチングアプリでは、外国人の登録者とお互いに興味を持てばチャットが開放されるといった機能を持つものがあります。また共通の趣味を持ったグループが作れるサービスなら、オフ会に参加することもできるでしょう。さらに近所の外国人とカフェなどで英会話レッスンができるといったものもあり、レッスンのついでにお茶を飲みながら交流を深めるといったことも可能です。
日本人同士で出会いのきっかけを作るとき、バーに出かけるという人も多いものです。客同士の交流が盛んなバーであれば、比較的誰にでも話しかけやすく、盛り上がっているグループに参加するケースもあります。そして、こうした交流を行うには、外国人がよく訪れるバーに出かけるのが有効なのです。
たとえば、外国人が多く居住している街のバーはもちろんのこと、経営者が外国人だったり、外国の雰囲気をコンセプトにしていたりといった場所には外国人の姿をよく見かけます。また、バー自体が国際交流に積極的でイベントなどを開催しているところも狙い目でしょう。
このようなバーでは、いざ話しかけるとなると勇気がいるかもしれません。しかし、外国人は垣根なくコミュニケーションすることが日常的であることも多く、一度話しかければそのまま会話が弾むことも期待できます。まずは、気軽に「何を飲んでいるの?」といった会話から始めてみてはいかがでしょうか。
インターネットで検索すると、国際交流を目的としたパーティを随時開催している情報も見つかります。主催者は国際交流を促進する団体や、上記のようなバー経営をしているような個人などパターンはいろいろです。このようなパーティは互いの交流を目的としていますから、比較的話かけやすいというメリットもあるのではないでしょうか。
また、こうしたイベントでは、さまざなな工夫もたくさんあります。たとえば、自分の母国語や対応できる言語を示したステッカーを貼ることで、話すきっかけを作ることができます。また、恋人募集など参加目的のステッカーを貼る場合もあり、よりマッチングがスムーズにいくという仕組みです。
さらに国際交流イベントの中には、特定の地域を対象とするなどイベント自体にコンセプトを設けていることもあります。そこで、英語圏の地域の人と交流を持ちたいならこうしたイベントにターゲットを絞るのもひとつの方法です。その他、イベントではミニゲームなど参加者が楽しめるコーナーも多数用意されており、アットホームな雰囲気を作ってくれています。
近年人気を集めているシェアハウスは複数の入居者と交流を持つことができるのが魅力です。たとえば知らない土地で不安を感じることもなくなり、知り合いがたくさんできるメリットがあります。シェアハウスの中にはこのメリットを活かして、外国人の受け入れを積極的に行い、日本人との交流をサポートしているところもあるのです。
たとえば英語話者と一緒に生活をすることで、英語がより身近で日常的なものとなるでしょう。これにより、生活の中で実践的な英語が身につくのです。さらに、生活を共にすることでより絆も深まり、お互いの文化や考え方などに理解を深めるきっかけにもなります。つまり、外国人との関係性をより深めたいという人にはシェアハウスの利用がおすすめなのです。
また、国際交流を目的としたシェアハウスの運営会社では、随時イベントを開催したり他のシェアハウスと交流するプログラムを実施するといった試みも行っていることがあります。こうしたイベントを通じて多くの外国人とコミュニケーションを取ることが可能になり、たくさんの友達を作りたいという願いを叶えることができるでしょう。
シェアハウスのように長期間生活する方法でなくとも、自宅の空き部屋を外国人旅行客に利用してもらう民泊という方法でも交流が可能です。民泊とは、しかるべき届け出を行うことにより個人の住宅を宿泊施設として貸し出せるシステムです。民泊はホテルなど通常の宿泊施設よりも料金が安くなることなどから、特に外国人旅行客に人気を博しています。
このような民泊は、提供者と宿泊者のマッチングを行うサイトによって気軽に利用できるようになったことから人気が高まり、マッチングサイトへの登録数は上昇傾向にあります。もし自宅に空き部屋がある場合や、使っていないマンションの一室を所有している場合などは、こうしたマッチングサイトを利用すれば気軽に民泊を行うことができるのです。
そして、外国人に民泊を利用してもらうことは、いわば短期ホームステイを受け入れるのと同じような形になります。また、自分のなじみのある家に外国人を迎えることで、気分的に緊張がほぐれた状態で接することができるのではないでしょうか。さらに短期とはいえ生活を共にすることで、今後も友達として付き合うきっかけにも十分なりえます。
以上、国内で外国人と友達になる方法をいくつか紹介しました。日本に旅行に来た外国人や、すでに住んでいる外国人は多くいるため、交流できる場は意外と多いのです。このような機会を利用して、たくさんの人たちとコミュニケ―ションを取ってみてはいかがでしょうか。