万全で臨もう!海外赴任前にしておくべき準備とは

2018年9月15日(土)

万全で臨もう!海外赴任前にしておくべき準備とは

海外赴任の渡航前には、しっかりと準備をしておくことが大切です。何せ働く環境は国内にいるときと一変するわけですから、準備が不十分だとさまざまな問題が起こりかねません。また、文化や言語の異なる環境だけに、仕事自体がうまく回らないといった展開も懸念されます。最適な状態で海外赴任に臨めるよう、以下を参考にしっかり準備しておきましょう。

海外赴任前の準備が不十分であることのリスク

同じ海外への渡航でも、旅行ではなく仕事となれば、直前はかなりドタバタと慌ただしくなってしまうことでしょう。赴任先である異国の先方とのやりとりや、諸々の準備、またそれらと並行しての平常業務と、なかなか気が休まらないといったところです。そんな中、更に海外赴任前の準備が多岐に亘るともなれば、一層負担は大きく感じられるでしょう。

そうした理由から、準備は直前でなく余裕をもっておこなうべきです。1ヵ月前、もしくはそれよりもっと前から諸々整えるといった具合でも、問題ないほどです。なぜそこまで慎重にならなければならないのか、それは、準備が不十分であった場合のリスクに尽きます。

準備が足りないまま海を渡るともなれば、あらゆる問題の発生が想定されます。たとえば、渡航手続きが十分でなく赴任開始に間に合わない、スムーズに生活が送れない、自分以外の家族に迷惑をかける、といったことから、単純に道が分からず迷ってしまう…といった生活のトラブルまで、さまざまな展開が挙げられます。

とにかく、環境のすべてが一変するためトラブルはつきものです。十分な準備をして、できる限り不測の事態に巻き込まれないよう注意しておくことが欠かせません。

事前に把握しておくべき情報を収集

まず最初に取り組むべきは、実際の準備よりも情報収集です。土地も文化も違う環境に赴任するというのは、国内における引っ越しや転勤とはまったく違います。気候や文化などが日本の環境と大きく変わる国や地域などであれば、特に大切です。スムーズに、そして安全に自分や家族が暮らせるよう、しっかり下調べしておくべきです。

基本的な部分としては、赴任国勤務地周辺や、居住区域の地図が挙げられます。ネットも発達している昨今ですが、現地のサイトが日本人にとって見にくい、日本で利用できるマップより精度が低い、各名称が分かりにくいといった可能性があるので、渡航者用の詳細なものを手に入れておくべきです。単純に道に迷って出勤できない、生活できないとなれば、元も子もありません。自分だけでなく、家族の生活にも影響します。スマホやパソコンに頼らず、準備しておきましょう。

次に、安全面にかかわる情報収集です。たとえば、現地の治安情報や政情、宗教に関する情報を集めておきましょう。日本において信仰は、そこまで厳格でないかもしれません。しかし海外では、熱心な信者も少なくないのが実際のところです。日本での宗教に関する感覚とは大きく異なるため、ふさわしくない行動、言動に気を付けましょう。現地民の反感を買う行為は、それこそ治安の悪い地域であれば犯罪に巻き込まれる恐れすら出てくるでしょう。

そして、法律面についても忘れてはいけません。もちろん、すべて理解し覚えることではないので安心してください。注視すべきは、生活にかかわる法令・条例です。普通の生活を送るだけでも、日本とは大きく勝手が異なる、そんなケースもゆうにあるでしょう。国だけでなく、地域行政府の特徴も大きく出るので、範囲を絞って正確に調べておいてください。

その他、施設関連の情報も重要となります。仕事面では、会社への道のりや、各種契約の準備、保険加入の流れなどに目を通しておいてください。

子供がいるなら、現地校への転校手続きや、諸々のルールや手順について知っておきましょう。海外赴任する本人も大変かもしれませんが、幼くして海外に渡る子供の不安は、それどころではありません。細部までしっかり徹底して調べて、正しく伝え守ってあげてください。

その他、役所や最寄りの銀行・郵便局・ホテル・病院といった生活関連施設、日常的に訪れるであろうスーパーの位置などもチェックしておきましょう。こちらの情報も自分だけでなく、家族みんなで共有しましょう。

安定した生活には先立つものも欠かせない

海外赴任先では現地での収入のほか、事前の蓄えも疎かにしてはいけません。それも、必要最低限などではなく、余裕のある準備をしておく必要があります。海外であるにかかわらず、新しい環境で生活をスタートさせるとなれば、何かとお金は出ていくものです。このとき、十分な準備がなければ、生活は窮屈なものになってしまうでしょう。

また、海外赴任だからこその特徴にも気を付けておかなくてはなりません。それは、現金を主体に考えないということです。日本では、現金でのやりとりが基本かです。近年ではカード払いやウェブマネーなども広がってきていますが、まだまだ現金も手放せない存在でしょう。そこへきて、海外の場合はクレジットカードの使用を主軸に考える形となります。

理由は、日本のように治安が安定していないためです。現金を持ち歩いていると、いつトラブルに巻き込まれるか分かりません。国や地域にもよりますが、日本は世界的にみても突出した治安のよい国であるということを見つめ直してください。万が一に備えて、カード一枚で買い物などができるクレジットカードを用意しておきましょう。また合わせて、トラベラーズチェックも必須と考えておいてください。

その他にも、お金に関する準備は多岐に亘ります。必要分の現金を現地通貨に両替しておく、定期積立や各種サービスにおける口座振替の停止手続き、銀行口座・各種保険の見直しや解約、その他、株などの金融商品の扱いも意識しておきましょう。生活の基盤が海外に移る形となります。現地で使うお金関連から、国内で利用していたものの整理まで、徹底して見直してください。

住まいに関する準備や手続きをおこなう

海外に生活環境をまるまる移すとなれば、家に関する準備も必要となります。そして、その手続きはかなり手順が多いので注意しなくてはなりません。それこそ、直前に慌てて準備したら間に合わないケースも十分考えられます。

代表的なポイントとしては、本人や家族全員分のパスポート取得、電気・ガス・水道・NHK・固定電話・携帯電話・インターネットプロバイダ・ケーブルテレビの解約や停止の手続き、新聞・牛乳・生協等の宅配契約をしている場合はこれらの解除、不用品と海外へ送る家財道具の仕分け、海外引越しに対応している引越し業者の見積り選定と依頼、不用品・大型家具の売却や処分、郵便物の海外転送手続き、地元自治体役所への海外転出届手続きなどです。

家財道具は、小物サイズのものだけで問題ありません。大型家具などは、現地で調達するのが通常であるためです。そのほか、子供がいるなら学校や塾関連の手続きを、車に乗っているなら車関連といった点も準備しておきましょう。

海外赴任前は準備することがいっぱい

このように、海外赴任前の準備期間にはやることが多数あります。ですが、あらかじめチェックリストを作成し、余裕をもってひとつひとつクリアしていけば、段取り良く当日を迎えることができるでしょう。正しくできていなければ、家族や赴任先にも迷惑をかけてしまうかもしれません。準備不足にならないよう、徹底しておきましょう。