留学前にはどのくらい語学を学んでおく必要があるか

2018年8月5日(日)

留学前にはどのくらい語学を学んでおく必要があるか

グローバル化の波が著しく押し寄せる昨今、留学は従来以上に大きな意味を持つようになってきています。ニッチなジャンルを追求することのみならず、異文化の海外で学び知ることは、将来性を飛躍的に高めるといったメリットにも期待できるでしょう。とはいえ、初めて国外に飛び出して異国で勉強に励むというのは、人生の大転換に違いありません。留学前の準備としてある程度語学を身につけ、不安を解消しておきましょう。

「留学する」ということを見つめ直す

留学は、一般的な英会話スクールに通うこととは違います。英会話スクールや合宿もまた、周囲を英語に囲まれ学習に臨めるため、効果的な学びの場となることでしょう。留学へ向けての準備環境として、最適に感じられるに違いありません。しかし、いざ留学となると状況は一変します。

留学は、環境は勿論、外国に移住しその文化の中で生活し、その言語のみが交わされる世界で生活をします。つまり、英語を「話せた方が良い」というレベルではなく、極論、「話せなければ生きていけない」状況に飛び込むわけです。ですから、日本の英会話スクールや独学の内容程度で満足していてはいけません。その考えでは、いざ留学を開始したとき大いに戸惑うことになるでしょう。

その点英会話合宿は、数ある学習方法の中でも効果的です。英会話をメインとする環境に中長期間身を投じ、いわば疑似留学を経験しておけるからです。いざ異国に住み始めてからも、大きなギャップを感じることなく、余裕をもって日々過ごせることでしょう。留学前に習得しておくべき語学レベルを意識しつつ、意欲的に取り組んでみてはいかがでしょう。

ずばり留学前に学んでおくべき語学のレベルとは

前述の通り、留学を開始したその時から、ほぼ現地語のみの生活がスタートします。話せない・聞き取れなければ、死活問題にすら発展しかねないレベルです。そういった意味から、留学前に身につけておくべきこととしては、まず日常会話程度は問題なくできるスキルであることが望ましいといえるでしょう。複雑な会話を通して学びを深める場合でも、まずは基本の会話ができなければスタートラインにすら立てません。

まったく話せなくても、とりあえず現地に飛び込みさえすれば何とかなる、そんな意識を持つ人もいることでしょう。事実、そのような意識で海外に渡る人もいます。そして、ネイティブレベルの会話力を身につけている人も存在します。とはいえ、今回目的としているのはあくまで移住でなく留学です。その意味合いを考えた場合、場当たり的な習得法はおすすめできません。

留学は、時間をかけてじっくり語学を習得していくというものでもないでしょう。決まった期間のなかで、設定した目標レベルに向かって学ぶといった内容こそが、語学留学というものです。また語学のための留学でない場合は、言葉プラスアルファの学びが必要になってくるため、一層余裕はなくなります。そのため、時間をかけてでもじっくり身につけていける、場当たり的な習得はまず避けるべきなのです。留学前にある程度の語学力を身につけておき、それをベースとした上で海外へ渡るようにしましょう。

最初にすることは自分の現状の理解

日常使える程度の会話力を身につけたいと考えても、そう簡単には習得できないのが実情です。日常会話をマスターするために、ずっと英会話の学習を続けているという人も、少なくないのが現状です。留学前の下準備レベルとはいえ、語学は一朝一夕で学べるものではありません。

ではまず何をすべきなのか、それは客観的に自分の現状を知ることです。これにより、留学に向け日常会話程度の語学力を身につけるため、今の自分には何が足りないのか、という点を調べることができます。現状と留学までのスケジュールを把握することで、当日までの日数を逆算しながら、どういった勉強法を行うとより効果的かを把握できるという意味でも必要でしょう。

現状理解におけるおすすめの方法としては、まずTOEFL受験が挙げられます。アメリカの大学入学審査にも必要となる資格ですから、このTOEFLにおけるスコアが一定レベル以上になれば、明確な自信を手にすることができるでしょう。感覚的なものでなく、数値化されるという部分でも有効的です。

とはいえ、留学を目指している方の誰もが時間に余裕があるとは限りません。学生なら他の科目にも力を注いでいる、または社会人なら仕事と並行して留学に向け勉強しているともなれば、準備のための学習時間は十分に作りにくいでしょう。ですが、安心してください。TOEFLのような本格的な現状確認以外に、手軽な方法もあります。

それは主に、海外映画やドラマを見る、外国語の文学作品を読む、そして実際に外国人と交流してみるといった方法が挙げられます。むしろ、これらが気軽に行えるようであれば、現地に行っても無理なく自然な会話ができるかもしれません。

例えば、海外映画やドラマなら、字幕を気にせずとも内容を理解できて、セリフの流れから次の発言や展開がイメージできるかチェックしてみてください。文学作品の読書なら、頭の中で日本語に変換することなく楽しめるといったレベルであれば、基準をクリアしている可能性は高いです。外国人との交流は少し毛色が異なるかもしれませんが、英会話スクールや合宿、イベントなどに積極的に参加すれば、手軽に実践できます。気兼ねなく会話を楽しめるようなら、かなり安心感は高まるでしょう。

留学前の語学力を高めるための勉強法について

ヒアリングにリーディング、スピーキングは確かに日常レベルの語学力に近づく上で有効です。ですが、目的が留学である以上、これだけでは少し物足りない印象もあります。海外旅行や移住経験を積みたいだけならまだしも、留学は語学という学習に重きを置く滞在です。それだけに、日常会話プラスアルファの学びを得るための準備もしておく必要があります。コミュニケーションだけでなく、文法的な知識面での備えも意識しておきましょう。

とはいえ、複雑に考える必要はありません。方法としては、市販のドリルや問題集を用いて事前勉強しておく程度で良いでしょう。ただし、これらのテキスト類は中学生レベルのものを選んでください。なぜなら、日常会話レベルであれば中学英語程度でもそれなりにカバーできるためです。

あくまでも学習のメインは留学での滞在中ですから、事前準備においてそこまで力を入れ過ぎる必要はないのです。根を詰め過ぎてしまうと、留学がスタートするまでモチベーションが保てないかもしれません。文法的な事前学習とはいえ、あくまで日常会話で必要になる基礎部分のみで良いでしょう。

その他、リスニングのバリエーションを増やす方法もおすすめです。前述で紹介した海外映画やドラマを使うリスニングは、とても有効的です。さらに、できる限り数多くの作品を視聴してみてください。頭に入れるバリエーションが増えれば、それだけ会話における基礎知識も豊かになります。また、会話だけでなく、実践的なニュアンスや表現力を身につける上でも効果的です。こちらも、事前勉強法のひとつとして覚えておくと良いでしょう。

日常会話程度の基礎力を身につけて余裕のある留学を

生活環境を変え語学などを学ぶ留学においては、日常会話程度の基礎を固めておくことがポイントとなってきます。それにより、余裕をもって現地での学習に臨むことが可能となります。上記のポイントを参考に、日常会話をいかに習得するかを知って、その時に向け備えてください。