英語の定番挨拶「元気ですか?」のさまざまな言い回し

2018年5月26日(土)

英語の定番挨拶「元気ですか?」のさまざまな言い回し

日本では久しぶりに会った人に対し「元気でしたか?」と挨拶することはありますが、日常的に使うフレーズではありません。しかし、英語圏では日本語の「元気?」にあたる挨拶がよく使われます。また、言い回しもバラエティーに富んでいるので、いくつかのフレーズを覚えておくと、ワンパターンにならず、相手に「この人英語ができる」という印象を与えることができるでしょう。ここでは定番の挨拶や、相手に挨拶を返すときに使えるフレーズなどをご紹介します。

Howから始まる「元気ですか?」の言い回し

「元気ですか?」のフレーズでよく使われるのが「How are you?」です。これは「調子はどうですか?」という相手のことを気遣う挨拶で、Hello(こんにちは)と一緒に使われることが多く、毎日でも使うことができます。

もし長いこと会っていなかった人と再会したときは、「How have you been?(元気だった?)」が一般的です。「have been」と現在完了形にすることで、過去のある時点から今まで会っていなかったけど、「その間元気にしていたか」という意味合いが含まれます。

定番の挨拶に慣れてきたら「How’s it going?(調子はどうですか)」も使ってみましょう。こちらは相手の体調を尋ねるというよりは、相手が今どんな状況にあるのかを尋ねて「いろいろなことがうまくいっていますか?」というニュアンスを含むフレーズです。

応用編として「How is your family?(あなたの家族はお元気ですか?)」と会話を続けることもでき、ちょっと英語が得意な人という印象を与えることができます。

Whatから始まるくだけた元気ですか?の言い回し

Howで始まる挨拶は目上の人や年下の人にも使える便利なものですが、とても親しい人に使うと、少し堅苦しい印象を与えてしまうかもしれません。そんなときにはWhatを使うフレーズを使ってみましょう。定番なのが「What’s up?(元気にしている?)」や「What’s going on?(最近どうしている?)」などです。What’s up?は「やあ!」という感じで親しみを込めた挨拶になり、家族や長い間付き合っている友人などに使うことができます。

また「What’s new?(何か新しいことあった?)」も覚えておくと便利な挨拶です。久しぶりに会った友人に「会っていなかった間どうしていた?」と尋ねることができます。

元気ですか?と聞かれた場合の返事の仕方

相手から「元気ですか?」と尋ねられた場合、あなたはどのように返事をしていますか?英語の授業でよく習うのが「I’m fine, thank you. And you?(私は元気です。あなたは?)」という定型文です。もちろんこれも正解ですが、もっとバリエーションをつけて挨拶を楽しんでみましょう。

「元気です」と言いたい場合には「Good(調子いいです)」「Not so bad(悪くないです)」「Same as usual(いつも通りです)」などのフレーズを使うのが一般的です。

「とっても元気です」という意味合いを含みたいときには「I’m pretty good.」が使えます。ここでのprettyは「かわいい」ではなく「とても」という意味です。会話の中でよく使われ、veryよりもより強い印象を与えます。他には「Great!」「Couldn’t be better!」などもとても元気な様子が伝わる表現です。

一方、あまり調子が良くないときには「Not so good(あまり良くないかな)」「Pretty bad , actually(実はよくないんだよね)」などを使うといいでしょう。

元気にまつわる英語はいろいろ!

挨拶と一言で言っても、声をかける相手やシーンによって使い分けることが必要です。目上の人や仕事の相手にあまりにも砕けた表現を使うのは失礼にあたるでしょう。しかし、親しい人に堅苦しい挨拶では距離を感じてしまいます。

また、How are you?やWhat’s new?など、元気ですかと尋ねるフレーズはたくさんあるので、できるだけいろいろ覚えて使い分けてみましょう。相手から声を掛けられたときにちょっと小慣れたフレーズを返すことで、「この人英語ができるな」という印象を与えることができます。

挨拶はコミュニケーションの基本です。笑顔で挨拶を交わすことで相手との距離を縮めることができるでしょう。特に英語が苦手だと感じている人は、ぜひとも挨拶のフレーズだけでも覚えて、英語を積極的に口に出してみませんか?