2018年4月21日(土)
もし、「仕事でゴルフに行くことになったが、取引先のメンバーが日本語を話せない」という状況になった場合、不安に感じる方が多いのではないでしょうか。こんな時は、スムーズに楽しくコミュニケーションをはかれるように「ゴルフでよく使うフレーズ」だけでも覚えておくと良いでしょう。普段あたりまえのように使用しているゴルフ用語が、実は和製英語であるといった背景を知らないままでは、うまく意思疎通できないシーンも予想されます。ここでは、ゴルフも会話も楽しんでコースを回るための、お決まりの英語フレーズ集を紹介しましょう。
スタート前に挨拶をするのは、国を問わないマナーのひとつです。ゴルフ場で、外国からのお客様とプレイする際の挨拶として使用できるフレーズをいくつか紹介しましょう。
まずは、「Have a good game!(良い試合でありますように)」「I need your help on the first day today.(今日1日よろしくお願いいたします。)」です。どちらのフレーズも、気負わずにさらりと伝えましょう。
また、プレイする際に相手をなんと呼んでいいかわからない場合があります。そんなときは「What may I call you ?(なんとお呼びすればよろしいでしょうか?)」と質問しても問題ありません。
仕事先の相手との形式的なプレイで、相手が高いポジションであることがわかっているのなら、聞かずに「Mr.○○(ファミリーネーム)」と敬称付きで呼べば安心です。
相手に同じことを聞かれた場合は「Please call me (名前)」と答えましょう。
日本でゴルフ英語として使われているフレーズが、実は和製英語だった、というケースはめずらしくありません。
代表的なものが「ナイスショット」というほめ言葉です。単語の意味を推測してもらえれば伝わるでしょうが、より正確な英語で伝えるなら「Good shot」「Great shot」のどちらかを使いましょう。
また、日本人同士ではホールを「3番ホール」などという呼び方で区別しますが、英語では「per-3」「per-4」と表現します。打数を表す「パー」と混同しないようにして覚えておくことをおすすめします。
さらに、英語では「ショートホール」「ミドルホール」「ロングホール」といった呼称は使用されないため、あまり口にしないほうが良いでしょう。
ホールを回っているときに便利な英語フレーズを紹介しましょう。
「I hit it into the bunker.(バンカーに入った)」「It was the fair way left side.(フェアウェイの左サイドです。)」など、状況を的確に表す簡単な英会話は必須でしょう。
また、「It is your honour.(あなたが最初に打つ人です。)」なども使う機会が多いかもしれません。
日本人は、最初に打つ人のことをオーナーと呼ぶことが多いですが、正しくは「オナー」なので注意しましょう。ほかにも、自分が打つ際の「May I hit now?(打ってもいいですか)」といった気づかいのフレーズも覚えておけば役にたちます。
また、良いプレイができてほめられたときの謙遜のフレーズも身につけていればより安心です。「It’s just a fluke.(まぐれですよ)」がそのフレーズにぴったりでしょう。
英語が苦手という人も、ゴルフでよく使うフレーズを覚えておくことで、英会話とゴルフの両方を楽しみながらプレイすることができます。もちろん、上記で紹介したようなフレーズが全てではありません。
シーンに合わせたフレーズを、バリエーション豊かに覚えておくことで、プレイ中のみならず仕事上でのコミュニケーションを円滑にする役に立つでしょう。仕事上の付き合いでも、国際色豊かに楽しみながらゴルフをプレイするために、積極的にゴルフ英語を習得してはいかがでしょうか。