2018年2月1日(木)
ビジネスのグローバル化が進んでいる影響などにより、英会話学習を始める人が増えています。学ぶペースはさまざまですが、多くの人はできるだけ早く上達したいと考えているのではないでしょうか。
英会話を上達させたいなら、繰り返し特訓することが大切です。しかし、ただ学習量を増やすだけでは効率が良くありませんし、なによりも要点を押さえた学習をすることがポイントになるのです。
そこで今回は、英会話が上達しやすいおすすめの特訓法を紹介します。
基礎的な単語や文法をインプットすることが、英会話を上達させる基本です。
英会話を学ぶ際には、受験英語のように単語や文法に重点を置きすぎるのは良くないとも言われています。しかし、最低限の単語や文法はしっかり覚える必要があるので注意してください。これらを知らないと、聞き取れても意味が分かりにくく、会話でも表現の幅が制限されてしまいます。
基礎的な単語をインプットしておくと、文中に知らない単語が混じっていても、前後のおおまかな文意を推察できるようになるでしょう。また、基礎的な文法の習得には、スピーキングの骨組みを作りやすくなる効果を期待できます。
どのような学習にも言えることですが、良い手本が身近にあると上達しやすいようです。
英会話の学習では、海外のドラマやラジオが良い手本になるでしょう。日本製の教材を使うのもメリットがありますが、海外で実際に放送されているメディアの英会話を聞くと、ネイティブな英語を習得しやすくなります。発音はもちろんですが、普段使われている役に立つ表現を学べることも大きなメリットです。
英語にも日本語と同じように流行の表現があります。実際の会話でも、そのような表現が自然に使えることが望ましいです。海外のドラマやラジオでは、流行の表現やスラングがよく用いられます。日常的に聞くことで、それらを自然と身につけられるでしょう。
英語で流暢にプレゼンやスピーチをする姿に憧れる人は多いでしょう。しかし、実際の会話では、一方的に話し続けたり難しい表現を多用する場面は少なく、簡単な短文のキャッチボールでコミュニケーションをとるケースのほうが多いでしょう。
そのため、会話力を上げるには、「私には娘がいる」のような簡単な日本語を、瞬時に英語に直す練習をすると効果的です。練習では時間をかけて英語に直せますが、実際の会話ではそうはいきません。テンポよく相手と話すには、日本語を素早く英語に変換する必要があります。
また、頭の中で英語に変換するだけでは意味がありません。すぐにアウトプットできるように、スピードを重視して変換と同時に話す練習もしましょう。
効率的に英会話を上達させたいなら、声に出して会話をするトレーニングも欠かせません。実際に相手と対面して話すことで、ひとりで学んでいては分からないことが見えてきます。生の英会話は、テキストの例文のようにスムーズには進みません。たとえば、相手の話の真意が分からないときは、何度も聞き返すこともあるでしょう。相手の話に感銘を受けて、会話の途中で賛辞を送りたくなるかもしれません。
このような柔軟な英会話を可能にしたいなら、実際に対面で話すトレーニングをすると効果的です。また、声に出して聞いてもらうことにより、相手の反応を見て発音の良し悪しをチェックできるメリットもあります。
英会話は一朝一夕で身に付くものではありません。上級者を目指すのであれば、何度も反復して練習することが必要不可欠です。
上記4つの特訓を繰り返し実践していれば、英会話が自然に身に付き、実力も上達していくでしょう。苦手なものがあるなら、それを克服できるものから順番に取り組んでも良いです。4つをバランスよく実践していっても構いませんし、複数の特訓を同時に実践する方法もあります。たとえば「日本語短文を瞬時に英語に変換」する特訓は、「会話トレーニング」と同時に行うことも可能です。ぜひ今回紹介した方法を参考にして、英会話力アップを目指してください。