2018年1月5日(金)
日常使う英会話力を上げるためには、相手の話を正確に理解できるヒアリング力と、相手に自分の意思を正しく伝えるスピーキング力を磨く必要があります。
学習教材を使ってずっと机に向かいコツコツ勉強したり、外国の映画やドラマを見て、独学で学ぶのも良いですが、それだけでは会話力を身に付けるためのアウトプットができず、なかなか身につかないかもしれません。日常の英会話力を上げるとっておきの方法を知って、効率よく身につけましょう。
ネイティブの人と英語で話してみると、同じ内容でも学校では習わなかったフレーズや単語、表現などがたくさんあると気付くことがあります。また、簡単な挨拶表現でも、相手に対しどう返せば良いか分からず詰まってしまうこともあり得ます。
日常の英会話を勉強すると、このような点でつまずいてしまうことがよくあります。そもそも会話は、その土地の人々の宗教や歴史・文化などのバックグラウンドや、その人自身の思考などに左右されるものなので、教科書で得た知識のみではうまくいかないものなのです。英語で日常会話ができるためには、こういった視点で英語を理解しておく必要もあります。
日常の英会話を身につける方法としては、まず英語を意識した日常生活を送るということが大事です。例えば、CNNなど海外のニュースを英語で視聴し、感じたことを英語で日記につけるという方法があります。この方法はひとりでインプットとアウトプットの作業を同時に行え、単語力も身につきます。
そして、会話を交わす上で重要なのが、頭の中で日本語を英語に訳しながら話すという思考のプロセスを徐々になくしていくことです。ネイティブの話すスピードについていくためには、日本語でのプロセスが邪魔になってしまいます。これは、ネイティブの人と実際に会話をし、トライアンドエラーを重ねることが一番手っ取り早い方法です。
さらに、定番フレーズを身に付けておくと、いざというときも慌てずに少し余裕を持って会話に臨むことができます。定番フレーズをどのような場面で使うかを知り、自然に言えたらもうこちらのものです。市販の本でも定番フレーズを取り扱っているものはたくさんあるので、自分がわかりやすいと感じたものを手にとって覚えていきましょう。
英会話スキルをアップさせるために、覚えるべきスラングを紹介します。
まずは、”I feel you.”(わかるよ。)です。これは、相手の話に同情し、相槌をうちたいときに使える便利な言葉です。そして、ネイティブの人がよく使うAbsolutely(絶対に)も、相手の話に相槌をうちたいときに使えて、会話を盛り上げることもできます。そして、少し親しい間柄の人に使える表現としては、Messed up(失敗した)や"Way to go!"(いいぞ!)などが挙げられます。Awesome(素晴らしい)は、相手を賞賛したいときに使い、SNSのコメントなどでもよく見かける表現です。
スラングは、少しくだけた表現なので、相手やその場の雰囲気などを弁えて使うようにしましょう。
英会話は、覚えるべき便利なスラングや定番フレーズを身につけたり、日本語での思考プロセスを徐々に省いていくなどのポイントを押さえて、ひとつでも多く場数をこなせばできるようになります。
最初は相手の会話もうまく聞き取れず、なかなか自信が持てないかもしれません。しかし、理解できるまで相手にゆっくり説明してもらったり、別の表現で言い換えてもらったりと、忍耐強く会話を続けるよう心がけると自然と身についてくるものです。日常会話は、効率よく、そして根気を持って勉強することでマスターできるようになります。