場面や状況に応じて使う「おめでとう」の英語表現

2018年1月5日(金)

場面や状況に応じて使う「おめでとう」の英語表現

英語圏の友人や恋人などが就職をした、あるいは誕生日を迎えたなどの嬉しい出来事には、お祝いの言葉を伝えたいですよね。そんな時、日本語では「おめでとう」と言いますが、英語で表現するにはどんな言葉を使うべきなのでしょうか?

実は、英語で「おめでとう」を表現するには2通りの言葉があり、場面や状況に応じて使い分けられています。そこで今回は、英語での「おめでとう」の表現について、使われるシーンと例文を紹介していきましょう。

「おめでとう」の英語表現は2種類!使い方は?

英語で「おめでとう」と言うには、「Congratulations」と「Happy」の2つの表現があります。

「Congratulations」がすぐに思い浮かぶかと思いますが、この言葉は相手の努力が報われた時にかける言葉です。

たとえば、「就職おめでとう」は「Congratulations on pass the test」と言い、「Congratulations on ~(名詞)」を使います。

また、「Congratulations on ~-ing」を使って「Congratulations on passing the test」とも表現可能です。「Congratulations」の後には、「I'm so happy for you」(本当によかったね)などの一言を付け加えると、心からの喜びを表現することができます。

「Happy」は、誕生日や新年など、努力に関係なくおめでたい日にかける言葉です。たとえば、「記念日おめでとう」は「Happy Anniversary」と言い、「Happy ~」を使います。

"Congratulations"が適しているシーン

先ほども紹介したように、「Congratulations」は努力が報われたり何かを達成したりした時に使われます。具体的には、以下のように使用すると良いでしょう。

・「Congratulations on your graduation」(卒業おめでとう)
・「Congratulations on start of your work」(就職おめでとう)
・「Congratulations on your promotion」(昇進おめでとう)
・「Congratulations on your success」(成功おめでとう)
・「Congratulations on your engagement」(婚約おめでとう)
・「Congratulations on your marriage」(結婚おめでとう)
・「Congratulations on your pregnancy」(妊娠おめでとう)
・「Congratulations on your new baby」(出産おめでとう)

"Happy ~"が適しているシーン

「Happy」は、幸運やラッキーな場合に使われ、主に記念日などに使われます。

具体的には、「Happy Birthday」(誕生日おめでとう)、「Happy Anniversary」(記念日おめでとう)、「Happy Christmas」(クリスマスおめでとう)、「Happy New Year」(あけましておめでとう)などです。

結婚記念日は、当事者の努力が報われた結果に迎えた日とも考えられます。このような場合、努力を強調して「Congratulations on wedding anniversary」と言うことも可能です。

"Congratulations"と"Happy"を上手く使い分けよう

「Congratulations」と「Happy 」の使い分けができていると、英語を深く理解していることのアピールにもつながります。特に「Congratulations」は、相手の努力が報われことを共に喜ぶ気持ちを表現する言葉です。努力をして試験合格や昇進を果たした人に対し「Congratulations」ではなく「Happy」を使ってしまうと、失礼な印象を与えてしまいかねません。

また、使い分けができていると、あなたが相手からかけられる「おめでとう」の言葉について微妙なニュアンスの違いを読み取ることも可能です。「Congratulations」と「Happy」を上手に使い分けて、正確にあなたの気持ちを表現しましょう。