2017年12月16日(土)
企業のグローバル化が進み、英語で面接を受ける機会も増えてきました。日本語よりも話す機会が少ない英語での面接では、緊張する人も多いのではないでしょうか。
しかし、英語面接では日本語の面接と同じようによく訊かれるフレーズがあるので、まずはその例文を徹底的に覚えて話せることが大切です。そのうえで、あなたの経歴やアピールポイントを面接官に伝えれば、好印象にもつながるでしょう。そこで今回は、英語面接時の重要なポイントと、絶対覚えておきたい例文を紹介します。
海外では挨拶や第一印象を大切にするため、「自己紹介」は特に重要です。まずは明るい笑顔で挨拶と握手をしましょう。この時、日本のように会釈をする必要はありません。その後、初対面の相手との緊張をほぐすため、「アイスブレーク」の会話に対応しておくことも重要です。たとえば、その日の天気や服装などを気軽な話題として取り入れることもおすすめです。少し場がなごんだら、これまでの職歴を伝えましょう。もし、大学を卒業して間もない場合は、自分が学生時代に学んだことなどをアピールし、面接官にしっかりと伝えるようにしましょう。
英語面接へ緊張せず臨むためには、訊かれることの多い質問を事前に知っておくことが大切です。具体的な質問を紹介しますので、インプットしておきましょう。
・Tell me about yourself.(あなたのことを教えてください。)
シンプルな質問ですが、面接官にインパクトが残るように簡潔に答えることが大事です。職歴・学歴・スキルなどのポイントなどを、なるべく約2分以内にまとめて答えるようにしましょう。
・Why do you want this job?(なぜこの仕事をしたいと思いますか?)
自身の情熱を面接官に論理的に伝えるようにしましょう。アピールしたいスキルや、これまでの実績などと関連付けて話すことも良いでしょう。
・Why are you looking for a new job?(なぜ新しい仕事を探しているのですか?)
会社が求める人物像やポジションに沿って話すことが大切です。抽象的な表現にならないように、具体的な説明を心がけましょう。
・How can you contribute to our company?(我が社にどのように貢献できると考えていますか?)
この質問も、会社への熱意が伝わるように、具体的に話すことを意識しましょう。例えば、何年以内に何をしたいなど、年単位での目標やキャリアゴールを伝えることもおすすめです。
・Do you have any questions for us?(他に何か質問はありますか?)
不明点があれば積極的に聞きましょう。質問することで積極的なパーソナリティを伝えることにもつながります。
質問の回答時には相手の目を見ながら、はっきりと大きな声で話すことがポイントです。発音の良さなどのテクニックなどよりも、あなたのパーソナリティが面接官に伝わるようにしましょう。
英語面接には、ほかにも覚えておくと便利なフレーズがあります。すぐに使えるワンフレーズの例文もぜひ覚えておきましょう。
・Hello. My name is Taro Yamada. I’m here for 2 o’clock interview.
(こんにちは。山田太郎と申します。2時からの面接でこちらへ来ました。)
・Firstly I would like to thank you for giving me the opportunity to interview for ○○.
(まず、この度は○○の面接を受ける機会を頂けたことに感謝します。)
面接前の軽い自己紹介や感謝の気持ちを伝えることで、面接官に好印象を残せるでしょう。
・What training do you provide?(研修はどのようなものがありますか?)
・What is your employee benefit plan?(福利厚生はどうなっていますか?)
・How long will it take to make a hiring decision?(採用はいつ頃決まりますか?)
研修・福利厚生・採用時期なども聞いておきたい質問です。日本の面接では謙虚さが利点となる場合がありますが、英語での面接時には特に気にすることはありません。ダラダラと長く質問することはNGです。気になることは簡潔に質問しましょう。
今回紹介した例文などを丸暗記すると便利ですが、面接官からどんな質問をされても上手く答えるような準備も大切です。そのためには、自身のアピールポイントや経歴、将来のキャリアプランなどを考え準備し、具体的に話せるよう練習しなくてはなりません。
海外の友人とシミュレーションしたり、マンツーマンの英語レッスンなどに通って、面接対策を行うこともおすすめです。リラックスして面接に望めるよう、繰り返し練習しましょう。