留学での英語学習を失敗させない3つのポイント

2017年9月30日(土)

留学での英語学習を失敗させない3つのポイント

英会話をマスターしたいと思うなら、やはり留学が一番早く、効率的に本場の英語を身につけられます。日本で学ぶ英語とはまた違った印象を受けるでしょうし、文化の違いにも触れることができ、自己成長の場にもなるでしょう。しかし、残念ながら全く英語をマスターできずに帰国する人もいます。

留学はとりあえず行けばいいわけではありません。成長できる人とできない人では、その取り組む姿勢に違いがあるのです。今回は留学に失敗しないためのポイントをご紹介します。

語学留学でありがちな失敗例

英語の語学留学では、アメリカだけではなく、フィリピンなど公用語が英語の国に行く人もいます。国に限らず、留学の失敗例として、マンツーマンレッスンで内容が理解できないまま終わってしまうパターンがあります。マンツーマンは一見丁寧で、すぐに習得できそうですが、内容が濃い分マスターするのに大変苦労するのです。なぜならば、学習はインプットとアウトプットのバランスが大切なのに、インプットが多くて追いつかず、アウトプットの機会が少ないという、効率の悪い勉強法になってしまうからです。

また、TOEIC LRテストの点数が伸びずに終わってしまうという失敗例もよく耳にします。語学留学はどうしてもリスニングとスピーキングの能力を伸ばすことに目を向けてしまい、リーディングの力は意外と伸びないことがあるのです。日常会話には慣れたけれど、文法的にきちんとした英語の基本に触れないまま終わってしまうことが原因のひとつです。

ほかには、海外での生活や遊びに夢中になり、勉強が疎かになってしまう失敗例もあります。もちろん留学先で仲の良い友達を見つけたり観光することも大事ですが、遊ぶばかりで勉強しないのでは元も子もありません。

同じ留学でも差がつく!?話せる人と話せない人の違い

英語を話せるようになる人と、話せないまま終わってしまう人にはいくつかの違いがあります。

まず、打たれ強さの違いです。もちろん最初から英語で簡単にコミュニケーションを取れるわけがありません。しかし、そこで落ち込んでしまい、英語を話すこと自体を恐れる人がいます。間違いを直されても、それは自分が成長するために必要なことだと思い、前向きに捉えられる気持ちが大切でしょう。そういった意味で、最初はつたない英語でも積極的に話していけるかどうかの違いもあります。やはり最初はだれでも緊張するもので、積極的に英語を話すことはなかなか難しいでしょう。

しかし、最初の一歩さえクリアしてしまえば、あとは自然と言葉が出てくるようになります。また、得意なことを持っているかどうかの違いもあります。日本語でも、自分の知らない、興味のない分野について聞かれても答えることは難しいものです。あらかじめ自分の趣味や得意なことについて英語で説明できるようにしておくと、話題が広がるきっかけにもなります。

短期留学で英語をマスターするための条件とは?

短期留学ではわずかな日数で英語を身につけなければなりません。そこで、効果的な成長のために、日本人と出会いにくい留学先を選ぶようにしましょう。日本人同士だけで仲良くしていると、結局日本語で過ごす時間が長くなってしまい、留学の意味がありません。

2つめは、機能的な英語を身につけることです。留学は、日本国内での学習では身につけにくい、日常会話を学ぶ機会ですので、実際の生活の中で積極的に英会話を実践していきましょう。次第に自然と英語が口から出てくるようになります。

そして最後は、普段の生活を再現し、自ら必要な課題を発見することです。一体なにが自分に足りないのか、なにを目的として語学留学をしているのかという意識を持って常に自分に課題を与えましょう。買い物や食事をするときなどに英語を使うという課題を実践すれば、より有意義な語学留学になります。

留学しただけでは英語が話せるようにならない!

これまで紹介してきたように、ただ留学をしただけで英語が身につくわけではありません。まずは積極的に英語を話そうとする勇気が必要です。それをクリアできたら、どんどん会話をして、英語でコミュニケーションを取る時間をできるだけ増やしましょう。

自分の意識の持ち方次第で、有意義な時間の過ごし方も変わってきます。せっかくの留学ですから、できるだけたくさんのことを吸収しましょう。前向きな意識と積極的な行動を心がけ、本物の英語を話せるようになって日本に帰ってきてください。