英語を話せるようになるために必要な習慣

2017年9月22日(金)

英語を話せるようになるために必要な習慣

学校で何年も英語を習ってきたのに、なかなか思うように身につかなかった思い出はありませんか?

読み書きはある程度できるけど、リスニングは苦手、英語を話すなんてもっと無理と感じている人は多いと思います。しかし、それは学校での授業があまり話すことに重点を置かず、読み書きに力を入れていたからです。

英語を話すことも、ポイントさえ押さえればだれでも簡単にできるようになります。今回は、英語を話せるようになる習慣について解説します。

なぜ英語が話せるようにならないのか?

英会話をマスターしたいと心の中で思いつつも、間違っていたらどうしよう、そもそも伝えたい単語がわからない…と、いつもなかなか一歩を踏み出せないのではないでしょうか。

実は、英語を話せるようになる最初のステップとして、大切なことが3つあります。

まず1つめは、高いハードルをなくすことです。あなたは、完璧にかつネイティブのように早く話さねばならないと考えていませんか?しかし、日本に来た外国人が片言の日本語で話しかけてくると、なんとなく言いたいことは伝わってくるし、一生懸命聞いてあげようと思いますよね。これと同様に、英語も片言でゆっくり話しても構わないのです。大切なことは完璧に話すことではなく、まずは自分から発言してみる勇気なのです。

2つめは、理屈で考え過ぎないことです。日本語だって、日常生活でいつも文法どおり基本に忠実に会話しているか考えると、そんなことはありません。主語を省いたりするのは英語も一緒で、会話ではくだけた表現やギャグなどをよく耳にします。なにもガチガチの英語しか通じないのではなく、単語だけでも通じることがよくあります。

そして3つめは、話すことや伝わることの喜びを知ることです。まずなによりも大切なのは、コミュニケーションを取るということです。違う言語でコミュニケーションが取れる喜びというのは格別なものです。何度も会話を重ねることで自然と能力は上がります。まずは英語を話すことに喜びを感じていきましょう。

英語を話せるようになるための7つの習慣

日本にいてもなかなか英語に触れる機会はめぐって来ません。それなら、意識的に英語と触れる習慣を身につけて、もっと会話を楽しめるようになりましょう。

まずは、英語で情報に触れることです。たとえば新聞、ニュースなど海外で配信されているものを日本で読んだり見たりしてみましょう。本物の英語に触れることはハードルを低くするうえでも大切です。次に、映画やドラマに出てきたフレーズを覚えることです。実際に会話で使われるフレーズが次々と出てくるため、聞いたことのない会話や隠された意味があるフレーズにも出会うことができ、しかも、これらを使いこなせるようになると本場の英語に近づくことができます。また、英語で日記を書くことはアウトプットの練習になりますし、学んだフレーズなどを使う機会としても最適でしょう。普段から英語と親しむ意味で、スマホやSNSの言語設定を英語にするのもおすすめです。さらに、学んだ単語はすぐに使うようにすると、忘れることなく身につきますし、自然と出てくるようになります。SNSでは英語で発信にチャレンジしてみるのも良いでしょう。

日本にいても、とにかく英語で会話をするように意識して、会話中は辞書を使わないようにしましょう。大切なのは英語を完璧に話すことではなく、実際に英語でコミュニケーションを取ることなのです。

実は間違っている!?やってはいけない習慣

英語を話せるようになりたいという気持ちが強すぎて、逆に間違った方向へ進んでしまうこともあります。

たとえば、ネイティブの人と会話をすることです。まだまだ慣れていない段階では、なにを言っているのかさっぱりわからないですし、自分には無理だと思って自信喪失になりかねません。まずは英語が得意な日本人との会話から始めると、聞き取りやすいですよ。

しかし、英語が得意な人との会話も、英語に対してハードルを上げてしまいがちです。元々英語が身についている人にとっては、不慣れな人のわからない部分や気持ちがつかみにくいこともあります。できれば、最初は全く話せなかったけれど、努力して学び、今では話せるようになった、というような人がおすすめです。

勉強方法として、色々な教材に手を出すのもNGです。結局なにも身につかなかった、という事態に陥ってしまいます。まずはこれと決めた教材を最後までやり抜きましょう。

洋画を字幕なしで観るのも、心意気は良いのですがおすすめしません。なぜなら、出てきたフレーズの本当の意味を理解することができないからです。和訳と翻訳は違うので、そのまま直訳しただけではつかみきれない表現が多くあります。翻訳されている字幕を見ることで、思いがけない意味を持ったフレーズと出会うことができるでしょう。

まずは英語が身につきやすい習慣づくりから始めよう!

いきなり英語を話せるようになるのは難しいものです。身につけるための習慣として、ここで紹介したものをすべて実践することも困難でしょう。まずはひとつずつ始めていき、だんだん英語に慣れ親しんでいってください。

英語で会話する環境がなければ英会話教室に行くのもよいですし、英語のテレビや新聞を見たり読んだりすることから始めてもよいのです。

自分が続けられそうなものから習慣化していきましょう。そうすれば、いずれは英語が自然と出てくるようになってきます。