2017年9月8日(金)
海外から日本を訪れる外国人観光客が増加し、街中で英語を耳にする機会も増えてきました。道を聞かれたり仕事で外国人と接したときに、もう少し英語を勉強しておけばよかった…とちょっぴり後悔する人も少なくないはずです。しかしやり方次第で、これからでも十分英語は身につきます。
今回は、英語を学ぶために守るべき原則と効果的な練習方法を紹介します。英語を話せるようになるためのコツをしっかりつかめば、英会話がグッと楽しくなるでしょう。
外国人とのフレンドリーな交流を目指し、いざ英語を勉強しても途中で挫折してしまったり、なかなか向上せず足踏みしてしまうことがあります。それは一体なぜなのでしょうか?。
実は英語学習においてぶつかりがちな壁というものがあるのです。まず、会話をしても相手が反応してくれない、理解されず「え?」と聞き返されてしまう、そして相手の言葉を上手く聞き取れない、言いたいことが言えない、他人と自分を比べてしまう、成長できていないと思ってしまう、その結果挫折して勉強が続かない、といったことです。
会話はあくまでも相手との言葉のキャッチボールで成り立つものです。反応がなかったり、相手の言葉を上手く聞き取れなければ会話が成り立ちません。聞き返えされてしまったり、言いたいことが言えないと自信喪失につながり、かえって萎縮してしまうことがあります。多忙で英語の勉強が思うようにはかどらない、ということもよくある話です。
そして、英語を学ぶ上でネックになるのが、他人と比較して感じる劣等感などです。その壁を乗り越えるには、なんといっても自分の英語に少しずつでも自信をつけていくことでしょう。そうすれば他人の話も余裕を持って聞けますし、会話もスムーズに運ぶようになります。
英会話を身につける上で重要なのは、次の3つの原則です。まずは、発音を学ぶことです。間違った発音のままでコミュニケーションを取ろうとしても相手が聞き取れないので意味がありません。
次に、基礎的な文法を学ぶことです。英語には基本の5文型というのがあります。単語を並べただけでも通じることはありますが、きちんとした会話力を身に付けるには文法もしっかり頭に叩き込むことが重要です。
最後は、声に出すこと。なにも人のいる前で大きな声を出すのではありません。頭の中に浮かんだ日本語を英語に置き換えて独り言のように声に出すのも効果的な練習になります。
実際に英語が話せるようになるには、効率的な練習が効果的です。練習方法は、それぞれの会話力によって段階を踏んでクリアしていくのがおすすめです。
まず最初は、基礎的な英単語と文法を詰め込むことです。中学校で習った単語や文法をはじめ、分かりやすい初歩的なことから始めるのがよいでしょう。
次は、そのまま使える英語のフレーズを丸暗記することです。いわゆる熟語や慣用句など、簡単で日常使えるものから覚えていくとよいでしょう。ある程度英語のフレーズを覚えたら、実際に英語を話す機会を作ってみましょう。外国人と話すチャンスが少ない場合は、ラジオやテレビなどで外国人が話す言葉に反応して英語で答えを考え声に出してみるのも練習のひとつです。
そして次の段階は、会話の場で文章を組み立てる訓練をすることです。会話にはリズムも大切です。相手が自分の言葉を待っている間、瞬時に文章を上手く組み立てられるように訓練しましょう。
最後は、自分の英語をブラッシュアップすることです。常に生きた会話をするために、新しい単語やフレーズなどを積極的にどんどん取り入れ、新鮮な気持ちで練習していきましょう。
英会話の上達には、コツコツ勉強を続けることや実際に声に出して練習することが欠かせません。それが、遠まわりのようでも英会話を学ぶ近道だといえるでしょう。
英語を習得するのは簡単なことではありません。仕事や勉強などで思うように学習が進まないこともあれば、なかなか暗記ができないこともあります。しかし、英語も日本語と同じように人間が話す言葉です。努力を続ければ上達は決して夢ではありません。まずはひとつずつ段階をクリアすることを目標にチャレンジしてみましょう。きっと思い描くような英会話力が、知らず知らずのうちに身についてくるはずです。