2017年7月7日(金)
海外への旅行や出張などでは、現地のホテルに宿泊する機会がたくさんあります。旅行前から「英語で伝えられるか不安」と心配かもしれませんが、よく使うフレーズを押さえ覚えて行けば大丈夫です。
ここでは、チェックインのときやホテルスタッフと接するときに役立つ英会話のフレーズを見ていきましょう。きちんと身につけて行けば、急なトラブルで困ったときにも慌てず対応できます。
ホテルで過ごす時間を快適なものにするためにも、少しだけ英語表現に意識を向けてみてください。
ホテルに滞在する際には、スタッフと英語で話す機会が頻繁に出てきます。
また、ホテルやレストランなどでさまざまなサービスを受ける時に、日本ではあまり馴染みのない「チップ」を渡すシーンは多く、英語で話す機会も多くなるでしょう。
国や地域によってチップの額は異なりますが、おおむね使った金額の5%~15%の範囲で渡します。おつりをそのままチップとして渡す場合には“Please keep the change.”(おつりは取っておいて)と伝えましょう。また、支払いをする場面では“Do you take credit cards?”(クレジットカードでの支払いはできますか?)というフレーズを覚えておくと便利です。
海外での支払いにはクレジットカードを利用することが多いですが、チップについては受け取る側が現金を好むので、チップ用の現金を持っておくといいでしょう。
ホテルに到着するとさまざまな案内が目につきますが、フロントを意味する“front desk”もしくは“reception”と書かれているところに向かいましょう。“Hi! Check in, please. I have a reservation. My name is Ken Suzuki. Here is the reservation slip.”(こんにちは。予約をしているのでチェックインをお願いします。私の名前は鈴木健です。これが予約確認書です)と伝えましょう。英語にあまり自信がない人は、旅行会社から発行されている予約確認書や予約番号のメモを渡しましょう。
“Please fill in the registration form.”(宿泊者カードにご記入ください)と伝えられるので必要事項を記入してください。“Your room number is 705. This is the room key. Your room is on 7th floor.”(お部屋の番号は705です。こちらが鍵です。部屋は7階になります)と伝えられたら鍵を受け取って部屋に向かいましょう。
チェックインを済ませて部屋にたどり着き、ほっと一段落と思いきや、突然のトラブルに見舞われることもあるでしょう。電気やエアコンがつかないなどの場面で慌てないために、トラブル対処用のフレーズも覚えておく必要があります。
何かトラブルが起こったときには、まずはフロントに電話をします。“Hello. This is room 705.” (こちらは705号室です)と部屋番号を伝え、例えば“The light in the room doesn't work.”(部屋の電気がつきません)と、トラブルの内容を伝えましょう。“We'll send someone to your room. ”(お部屋にスタッフを向かわせます)と伝えられた場合には、スタッフが来るのを待ちましょう。
エアコンの調整をお願いしたいときには“Could you tell me how to control the air-conditioner?”(エアコンはどうやって調整すればいいですか?)といった表現も覚えておくと便利です。
普段から英会話に慣れていないと、急なトラブルに見舞われたときなどに困ってしまうものでしょう。
ただ、ホテルでの滞在時に使うフレーズは限られているので、要点を押さえてよく使うフレーズを身につけておけば安心です。
チェックアウトをするときには“Check out, please.”(チェックアウトをお願いします)と伝えましょう。単に“Check out”とだけ伝えても意味は通じます。英会話に対してあまり難しく考えずに、相手との会話を楽しむつもりで接してみましょう。