2017年7月1日(土)
ビジネスシーンによっては英語で話す機会もあるでしょう。いざという時困らないためには、普段からの英語学習が大切です。
うまく話そうとするよりも、ビジネスの場であることを意識して、相手に失礼がないよう注意して会話することを心がけてみましょう。
ここではビジネスシーンで役立つ自己紹介や挨拶のポイント、便利なフレーズなどについて詳しく紹介します。ポイントを押さえた英会話を活かして、ビジネスチャンスにつなげていきましょう。
普段は英語をあまり使わなくても、英語で話すシーンで心がけておくべきポイントがあります。それはまず「堂々と話す」ことです。海外では confident(自信に満ちた状態)が重要視されるので、大きな声でゆっくり、ハッキリと話すことを心がけましょう。
また、通常のビジネスシーンと同様に、自己紹介や挨拶は「笑顔」で接することが大切です。初対面の相手であれば“Hi”、“Hello” といった切り出し方で、スマートに名乗りましょう。“Hi, I'm Ken Yamada.”(こんにちは、山田健です)のように、短く伝えるのがポイントです。自分を名乗りつつ、相手に握手を求めるようにするのが一般的です。
そして名乗った後には“(I'm) pleased to meet you.”(お会いできてうれしいです)といったフレーズを添えてみましょう。相手が先に名乗ってきた場合には自分も名乗り、“Nice to meet you too, Mr. ◯◯” といったように相手の名前を最後につけるのがビジネスマナーです。
ビジネスシーンで英会話をする1つのポイントは、「自分のことを積極的にアピールする」ことです。「広告のプランナーです」、「銀行で働いています」といった具合に、何の仕事をしているのか具体的に答えることを心がけましょう。
自分の仕事について英語で伝えるのは難しいと感じてしまいがちですが、プライベートでもビジネスの場面でも自己紹介のときには仕事の話になるのが一般的です。“I work for ABC bank.”(ABC銀行で働いています)、“I work at a trading company/firm.”(貿易会社で働いています)といったフレーズを覚えておきましょう。
どちらも似たような意味になりますが“work for” を使うと「雇用関係」にスポットをあて、 “work at” を使うと「勤務先」にスポットがあたります。
“What do you do?”(何の仕事をされていますか)と尋ねられた場合、グローバルに展開する企業なら企業名を答えれば伝わりますが、そうでない場合には業界名で答えると何かと使い勝手がいいでしょう。
“I work in the ◯◯ industry.”(◯◯の業界で働いています)というフレーズを覚えておけば、自分の仕事について答えるときに困りません。
出版業界であれば“publishing”、金融業界であれば“financial”といった具合に〇〇の部分に入れて使いましょう。また、所属している部署を答える場合には“I'm in ◯◯.”と短く答え、〇〇の部分に部署を表す単語を入れます。営業であれば“Sales”、経理であれば“Accounting”といった感じです。
英語でスマートに話すことは、その後のビジネス展開にも影響を与えます。
日本であれ、海外であれ「一緒に仕事がしたい」と相手に印象付けることがビジネスでの成功のカギです。笑顔で接することを忘れずに、上手に話そうとするよりもシンプルに自己紹介や挨拶ができるように意識してみましょう。相手と別れるときには、単に“Bye”とだけ言うよりも、“It was nice talking to you.”(お話できてよかったです)といった一言があるだけで、相手の印象は随分と異なります。
ビジネスをスムーズに進めていくためにも、英語で話すときのポイントをしっかりと押さえておきましょう。