いまや接客業で英会話スキルは必須?職場による違いを徹底比較!

2016年12月15日()

いまや接客業で英会話スキルは必須?職場による違いを徹底比較!

グローバル化の進展、外国人旅行者の増加、そして2020年東京オリンピック。特に接客業に携わる人にとっては海外の方と接する機会も増え、英会話が必要な場面も多いのではないでしょうか。英語が苦手な人にとっては頭の痛いところですね。

しかし、職場によって求められる英会話のレベルは異なります。アンケートをとって、必要な英語力の違いを比較してみました。

外国人のお客様が増加!単語を覚えていないと困る場面が多数

接客業に従事している方に質問です!職場では英会話スキルがどの程度必要とされていますか?

接客業に従事している方に質問です!職場では英会話スキルがどの程度必要とされていますか?

ダントツで多かったのが「少し必要とされている」という意見。「少し」というのはどの程度なのでしょうか。

  • 実際は英語ペラペラの人との接点はほとんどなく、違う外国語圏の人が使うカタコトの英語と日本語に対応することになるので、こちらもカタコト、というか単語の羅列で何とかなるのが実情です。
  • (40代/女性/パートアルバイト)

  • 職場は外国人をターゲットにしてはいないが、銀座という立地のため外国人が来店し道を尋ねてきたりする事がよくある。そのため、道案内や路線案内ができる程度の英会話スキルが必要となっている。
  • (30代/女性/専業主婦)

  • 外国人のお客様が来た時に、メニューには日本語しか書いていなかったため、内容をうまくご理解頂けないことがあった。単語だけでも話せるようになっていたほうが良いと感じる。
  • (30代/女性/自営業(個人事業主))

  • 今働いているところに海外のお客様が来ることが多いので、商品のこと等少し説明出来る方がいいと思うから。
  • (20代/女性/専業主婦)

「少し」というのはどうやら単語を知っていれば乗り越えられるレベルのようです。簡単な用件であれば単語の羅列とジェスチャーで何とか通じてしまうということも。特に道案内やメニューの説明程度であれば、地図等を見て英単語を差し挟むことでも何とかなりそうです。

外国の方が少しでも日本語を知っていると思わずホッとしてしまいますが、それに甘えず伝える努力が必要です。

観光地とそうでない場所では大きな違いが

続いて2番目に多かったのは「全く必要とされていない」、以下「かなり必要とされている」「常に必要とされている」の順となっています。

全く必要とされていない

  • 店舗のある場所が観光地ではなく、海外からのお客様はめったに来店しないから。
  • (30代/女性/専業主婦)

  • 職場では有資格者の方々に接客する場合が多く、例え外国の方であっても日本でライセンスを取得する以上、日本語を話せる人が多いため。
  • (20代/男性/会社員)

かなり必要とされている

  • 海外からの観光客が来る場所は一定の場所とは限らなくなり、いつでもどんな状況でも英語が話せるスキルがあったらとても便利です。接客のアルバイトでも、英会話が出来る子と出来ない子だと、出来る子が選ばれます。
  • (40代/女性/専業主婦)

  • 世界的に有名なテーマパークで働いていたので、英語や中国語等のスキルはかなり要求されました。
  • (20代/男性/会社員)

常に必要とされている

  • 英語を母国語とする外国人と日常的に話す機会があり、時に深い内容の話になるので、職場では、日常的にかなり高度な英会話スキルが必要。
  • (40代/女性/その他専門職)

  • ホテルでフロントの仕事をしているので、宿泊のお客様で海外の方が来られることもあるため。
  • (20代/男性/会社員)

英会話を必要とされる度合いは職場によって大きく異なります。

海外の方に接する機会の少ない職場や、逆に接する機会が多くても、相手がビジネスパーソンで日本語を話せる方ばかり、という環境では英会話のスキルは求められないようです。

反対に、テーマパークやホテルなど外国人観光客が多い場所では英会話が必須に。英会話スキルや英会話習得の意欲があれば、職場選びの幅が広がりますね。

単語力から会話力へ!スキルアップでサービスの向上に!

今回のアンケートで、日常的に英会話が必要になる職場に勤めている人は少ないことが分かりました。ただ、圧倒的多数を占めた「少し必要」な人たちが、もっと高い英語力を持っていたら、より質の高いサービスが可能になります。

また英会話を習得すれば外国人の方が相手の職場でも臆することなく働けるので、職業選択の幅も広がります。外国人と接する機会が皆無と答えた人が少ないことからも、英会話のスキルはこれからの時代大きな武器になることは間違いないですね。

  • 調査地域:全国
  • 調査対象:年齢不問・男女
  • 調査期間:2016年08月01日~2016年08月15日
  • 有効回答数:223サンプル