学生時代、英語が苦手だったとする人は過半数も

2016年10月8日(土)

学生時代、英語が苦手だったとする人は過半数も

グローバル化がますます進んでいる昨今、英語の必要性は増すばかりですね。小学校からの英語教育も始まっています。今すでに社会に出ている人たちは、英語とどう向き合ってきたのでしょう。大学入試でも大学の授業でも、英語は必須だったはず。その試験を通ってきた社会人たちに、学生時代、英語が得意だったかどうか尋ねてみました。

過半数が得意ではなかったと回答

学生時代、英語は得意でしたか?学生時代、英語は得意でしたか?

学生時代、英語が苦手だったとする人は過半数も

アンケートに対し、56%もの社会人が、英語が得意ではなかったと答えました。

  • かなり苦手でした。まず文法が理解できず、単語を覚えるのも誰よりも苦手でした。
  • (20代/男性/会社員)

  • 覚えることが多くなって勉強が嫌になったことと、当時は日本から出なければ必要ないと思っていたから。
  • (20代/男性/会社員)

  • 難しいし、覚えることも多いし、日本語とは全然違うので苦手でした。
  • (20代/女性/会社員)

  • リスニングが全然わからなくて、どんどん嫌いになっていきました。
  • (30代/男性/会社員)

  • 勉強していても成績はあまり良くなかった。勉強をどうすればいいかよくわからなかった。
  • (20代/女性/会社員)

回答理由を見ると、日本語と構造がまったく違う言語の学習にどう取り組んで良いのかわからず、つかみどころがないまま苦労していた様子がうかがえます。暗記が必要なことはわかっていても、何をどう覚えるべきかもよくわからず、悩んでいたようです。

しかし44%は得意だったと回答

英語が得意ではなかったという人が過半数を占めたものの、得意だったという人も44%ほどいました。

  • 文法のテキストを覚えるほどやる。文法は仕組みだと思えば面白い。英語はとにかく勉強量に比例すると思う。
  • (40代/女性/会社員)

  • 授業を受ける前は、予習をしていました。単語の意味、教科書に書いてある文章をノートに書き写しておくなど、事前準備はいつもしていました。
  • (40代/女性/会社員)

  • 外国人の先生が実際に教えてくださって、分りやすかったです。ただ、教科書を読むのではなく、ロールプレイング形式で劇をしたりして、英語と触れ合うことができたので自然と英語が好きになりました。
  • (20代/女性/会社員)

  • 特別な努力はしていませんが、予習と復習は自ら進んで行っていました。好きでやっていたので、自ずと学力は向上しました。
  • (50代/男性/会社員)

  • 私は、高校時代は、英語が苦手でしたが、浪人して予備校の英語の先生が勧めてくれた勉強方法で偏差値が49から65まで伸び得意になり、英文科に進学しましました。
  • (50代/男性/会社員)

英語が得意だった人は、英語のとっかかりをつかみ、訳が分からない状態にすることなく、学習できていた人たちのようです。予習をすることで、授業時間を有効な反復学習の場にしていた様子がうかがえます。

また、外国人教員との触れ合いや長時間の学習など、英語との親和性が高かったケースが多いようです。

英語力には学習方法が大きく影響する

中学、高校、大学と、およそ10年間も英語を必須科目としながら、半分以上の人が苦手意識を持っていたというのは好ましくない状況ですね。

しかしその一方で、日本語とまったく構造が違い、日常生活でほとんど使わない英語を、得意科目だったとする人たちもかなりいました。苦手だったけれども学習方法を変えて得意教科とできた人もいるようです。

英語は、学習方法がわからず、取り留めのないものとしてとらえている間は苦労するけれども、理解するきっかけをつかめば、どんどん力を伸ばせる教科であるようです。

  • 調査地域:全国
  • 調査対象:年齢不問・男女
  • 職業:会社員
  • 調査期間:2016年04月11日~2016年04月25日
  • 有効回答数:211サンプル