企業が求める英語力はどの位?

2016年9月23日(金)

企業が求める英語力はどの位?

学生生活を送っている方の中には、既に就職したい企業が決まっている方もいるかもしれません。具体的な企業名までは決まっていなくても、働きたい業種が決まっている方は多いのではないでしょうか?

まだ就職活動まで時間があったとしても、今からサークル活動、ボランティア、インターンシップといった社会・企業活動はの経験をしておくことは重要です。またグローバル化が進んでいる昨今では、応募条件に「TOEICのスコア○○点」と書かれているところも多く「英語力」も非常に重要になります。しかし企業が求める英語力まで到達するためには、直前に勉強しても間に合いません。

そこで今回は、就職活動を経験した先輩方にTOEICのスコアが足りなくて苦労したかアンケートを取りました。

業界・業種選びの段階で諦めている人も

就職活動をしていて、入社条件にTOEICの高得点スコアがあり、諦めた企業はありましたか?

就職活動をしていて、入社条件にTOEICの高得点スコアがあり、諦めた企業はありましたか?

アンケートの結果、「いいえ」が63%でTOEICのスコアが原因で諦めた人は少ないという結果になりました。

  • TOEICのスコアを求められた就職先でなかったため高得点のために勉強したことや諦めた企業はなかった。
  • (20代/女性/会社員)

  • 入社当時、TOEICスコアの提出義務があるところはほとんどありませんでした。今は当然のように要求していますがね。
  • (40代/男性/会社員)

  • 英語力を必要とする業種や職種を志望しませんでした。しかし、新卒で就職した会社の入社直後にTOEICテストがあって面喰いました。
  • (40代/男性/会社員)

  • システム関連会社を希望しており、TOEICのスコアが必須では無かった為。(海外への展開もある為、アピールポイントにはなる)
  • (30代/男性/会社員)

  • 英語をずっと勉強しており、TOEICでも900点以上をとっていたので、諦める必要はありませんでした。
  • (30代/男性/会社員)

「いいえ」と回答した方でも、「最初から英語力が必要な業種は選ばなかった」「希望した企業が英語力を求めていなかった」「十分な英語力があった」の3種類の回答に分かれました。

入社当時に英語力が必要なかったと回答した方の中には、「今は英語力が求められる」といったコメントも多く見受けられました。

また、「英語力があれば…」と最初から諦めてしまっていた方も13%程度おり、英語力があれば就職活動での選択の幅が広がっていたのかもしれません。

多業種に渡って求められる英語力!

一方、「はい」と回答した方は37%という結果になりました。

  • 外資系企業でビジネスレベルの英語が要求された。スコアは850以上だったと思う。
  • (40代/女性/会社員)

  • IT系機器メーカー企業の求人票の中にTOEIC650点以上あり。当時600点弱だったため断念。
  • (20代/男性/会社員)

  • 法律系の事務所。 外国人への対応で必要との事。800点以上とあった。
  • (30代/男性/会社員)

  • 企業の業種は輸入関係の商社で、必須スコアは850点以上でした。
  • (20代/女性/会社員)

  • 貿易関係の仕事につきたかったのですが、通関士を持っていても、TOEIC600点以上ないと応募資格がとれないという会社が沢山ある。
  • (30代/男性/会社員)

回答者からのコメントによると、貿易、外資系の会社は勿論ですが、IT、電機・自動車メーカー、営業、テレビ業界と様々な業界の企業がTOEICのスコアを採用時の判断基準に含めていることがわかりました。

またTOEICのスコア基準は、「600点から700点以上」という会社が多く、990点が満点のTOEICのスコアから考えると高い水準が求められていることが分かります。さらに、海外留学や居住経験を求める企業もあり、企業のグローバル化が進む中で、世界で活躍できる人材が求められていることが伺えます。

リベンジのためにも英語力アップが必要!

アンケートから希望の企業へ就職する上で、英語力を持っている必要性が年々高まっていることが分かりました。

就職活動では、TOEICのスコアが「700点以上」あると受けることができる企業の幅も広がりそうです。就職活動を控えている方は、今回のアンケートを元に目標を立てて早い段階から英語の勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

一方で、優秀な人材は中途でも登用する会社も増えており、過去の就職であきらめてしまっても、英語力をアップさせることで、リベンジできる可能性も高まっています。

就職活動が迫っている方でも短期集中で英語が勉強できる「英会話合宿」というサービスもあるので、諦めずに自分のスタイルに合った方法で是非英語学習に取り組んでみてください。

  • 調査地域:全国
  • 調査対象:会社員
  • 調査期間:2016年03月10日~2016年03月24日
  • 有効回答数:139サンプル