英語教育、何歳から始めるのが正解?

2016年8月13日(土)

英語教育、何歳から始めるのが正解?

今や、小学校にも正規の授業として英語科目が取り入れられるようになりました。更には、保育園・幼稚園でも英語遊びを取り入れたカリキュラムが見られます。本当に、英語教育は早ければ早いほど話せるようになるのか?気になるところです。

そこで今回は、英語教育を始める適切な時期について、アンケート調査を行いました。

やはり、「早いスタート」がカギ?

日本では小学生から英語の授業が取り入れられていますが、日本人の英語力を上げるにはいつから英語教育を受けるべきだと思いますか?

日本では小学生から英語の授業が取り入れられていますが、日本人の英語力を上げるにはいつから英語教育を受けるべきだと思いますか?

アンケート調査の結果、英語教育を開始するのに適切な時期として最も多かった意見は「保育園・幼稚園」でした。 やはり、多くの人が英語を始めるのは早ければ早いほうがいい、と考えていることがわかります。

保育園・幼稚園

  • 英語に対してコミュニケーションのひとつと思うようにして苦手意識を無くしたほうがいいと思うので、早ければ早いほど英語教育を受けるべきだと思う。
  • (20代/女性/専業主婦)

  • 幼いころから、英語を日常的に話す環境に置くことで、実用的に習得できるようになるから。
  • (30代/男性/会社員)

  • 年齢が低ければ低いほど良いです。きれいな発音は成長と共に習得が難しくなるからです。日本語と並列して教え込むのが理想です。
  • (20代/女性/パートアルバイト)

  • 小さいころから英語に慣れてないと、自然と身につかないと思うから。
  • (40代/男性/自営業(個人事業主))

  • 私が小学生高学年のころに英語学習が始まりましたが、物心がついた頃だったので、みんな恥ずかしがって喋ろうとしなかったので物心がつく前の幼稚園から始めたほうがいいと思います。
  • (20代/女性/会社員)

幼い頃に英語学習を始めておけば、苦手意識を持つことなく自然に身につけることができるから、という意見が多くありました。

これは、裏を返せば、「中学校からしか英語を習っていない大人世代の私たちが、英語に【苦手意識】を持ってしまっているがゆえに、その習得に苦労している」と考えている人が多いと捉えることができます。

現代の小学生は、果たして全員英語をマスターできるのか?

2番目に多かった意見は、「小学校」でした。現在は全ての小学生が学校で英語を習っているはずですから、英語を話せるようになることが大きく期待されているのかというと・・・?

小学校

  • 現状のままで良いです。いつからというよりも、授業のやり方の問題だと思います。
  • (50代/男性/会社員)

  • 別に小学校でもいいと思う。でも英会話をもっと進めないと意味がないので、文法ばかり取り上げる日本のやり方はどうかと思う。
  • (40代/女性/専業主婦)

  • ある程度、母国語の基礎ができていないと、英語の習得は難しいから。
  • (60代/女性/専業主婦)

  • 小さいうちの方が覚えられる可能性が高いと思います。頭が柔らかいからです。
  • (40代/男性/会社員)

  • 保育園・幼稚園生だとまだ日本語の会話能力が完成されていないから。
  • (20代/女性/専業主婦)

ただ英語を始めればいいというわけではなく、日本の英語授業の方法に見直しが必要であるという意見からも、小学校に英語教育が導入されたということだけでは、残念ながらそれほど高い期待値は持たれていないことが伺えます。

また、英語教育の開始は早いほうが良いとしながらも、「まずは日本語をマスターしてから」という考えが、保育園・幼稚園からではなく「小学校から」という回答につながったようです。

早い時期に、良質な英語教育を

今回のアンケートから、8割強の人たちが、「英語教育は小学校以前に始めたほうが良い」と考えていることがわかりました。頭が柔らかく苦手意識を持つことのない幼い頃に、苦労せずに英語を身につけることができればそれが最良ですね。

一方で、その英語教育の方法については、実に様々な意見に分かれていました。

学校任せでは英語を話せるようになるのは難しい…という現実を踏まえて、英語の学習方法については情報収集をする必要があるでしょう。

  • 調査地域:全国
  • 調査対象:年齢不問・男女
  • 調査期間:2016年02月09日~2016年02月20日
  • 有効回答数:230サンプル