2016年7月23日(土)
英語は世界の共通語であり、海外で仕事をする人にとっては必須のスキルなので、仕事の合間に英会話スクールに通ったり、参考書をめくったりする方も多いのではないでしょうか。
ただ、いくら学習しても習得できずに頭を抱える人も中にはいるでしょう。では、実際に英語に対して苦手意識を持つのはどの部分なのでしょうか。アンケートで回答を募りました。
英語が苦手だと感じる理由を教えてください。
アンケートの結果、最も回答が多かったのは「英語が聞き取れない」でした。
英語が聞き取れない
(30代/女性/会社員)
(50代/女性/専業主婦)
(30代/男性/会社員)
(30代/女性/専業主婦)
(30代/男性/契約派遣員)
(20代/女性/専業主婦)
海外のニュース番組や映画も、日本語の字幕がなければ何を話しているのか分からないという方は多いでしょう。外国人からすれば日常レベルのスピードで会話をしているとしても、それについてゆける「聞く耳」を持っていなければ返答することすら困難です。
英単語や文法を覚えることに必死だった学生時代の勉強が、実際の会話ではあまり活かせていないというのが現実なのではないでしょうか。
その他を除いた2番目以降の回答は「英文法が難しい」「英単語が覚えられない」「外国人が苦手」の順となりました。
英文法が難しい
(40代/女性/パートアルバイト)
(40代/男性/会社員)
英単語が覚えられない
(30代/男性/会社員)
(30代/女性/専業主婦)
外国人が苦手
(40代/女性/パートアルバイト)
(40代/女性/専業主婦)
日本語は「主語、目的語、動詞」であるのに対して、英語は「主語、動詞、述語」と両者の文法の法則が決定的に異なるため、日本人が覚えにくいと考えるのも無理はありません。
外国人が話していることは何となく理解できても、それに対する返答を考えようとすると簡単な言葉でもフッと単語が消えてしまうことがあります。
あまり外国人と接する機会がないからなのか、いざ話しかけられると緊張しがちになるのも理由の一つなのかもしれません。
英語を苦手に感じている理由として最も多かったのは、リスニングに関してでした。
英単語や文法は学習の積み重ねや記憶による部分も大きいため、努力が結果となって表れやすいのですが、リスニングは上達の度合いが数値として表れにくいため、途中で諦めてしまう方も多いのでしょう。
また、実際の会話においても、学校で習った文法をそのまま使って話そうと意識するあまり、うまく言葉にできないのも苦手意識を助長させる一因なのかもしれません。
英語に対する苦手意識は人によってさまざまですが、短期間で上達させたい方は、まずは自分の苦手分野を把握して底上げに努めてみてはいかがでしょうか。