2016年6月11日(土)
外国語と言えば英語、インターネットにも身の回りにも溢れているこの言葉を学びたい人は非常に多いですね。でも外国語はそれだけではありません。英語圏以外からの観光客やビジネスマンも多く日本に訪れるようになった昨今、英語以外の外国語も社会人として学びたい、と思う人が増えています。でもたくさんある外国語のうち、一体どの言葉を学ぶべきなのでしょうか?そこで今回は、英語学習に興味を持っている社会人の皆様に「英語と共に別の外国語を学ぶとしたらどの言葉を学ぶか」アンケートを実施しました。
アンケートの結果、171人中71人が「中国語」と回答し、全体の4割と最も多い結果となりました。
社会人として、英語と共に身につけるなら何語を選びますか?
中国語
(30代/男性/パートアルバイト)
(20代/男性/会社員)
(20代/女性/パートアルバイト)
(30代/女性/会社員)
距離が近い上、急速な経済発展もあり、中国の方と接する機会がどんどん増えるだろう、と予測されている方がたくさんいらっしゃいました。いわゆる「爆買い」で中国の方が国内でたくさん買い物をしている光景をテレビで見ると、この予測には深くうなずけます。それ以外に、学生時代に漢文を読み興味を持ったという方もいて、文化面でも関係の深い国の言葉だということも改めて実感しますね。
二番目に多い回答は、171人中36人の方が回答した「フランス語」となりました。
フランス語
(30代/男性/会社員)
(30代/女性/会社員)
(40代/女性/パートアルバイト)
(50代/男性/自営業(個人事業主))
フランスと言えばまず思いつくのは文化と芸術ですよね。これぞヨーロッパ、という美しい町並みに華やかな芸術の数々、そして料理。回答理由からは、そんな憧れがまさに溢れてくるかのようです。憧れのある国の言葉なら、難しくてつまずいてもきっと上達するまで頑張れる、そんな気がしてきませんか?それに加えて、50代の男性が言っているように、実はフランス語は国際社会で極めて重要な言葉。フランス人だけではなく、いろいろな国の人たちと話せるようになる、実用性の高い言葉でもあるのですよ。
三番目に多い回答となったのは、19人が回答した「ドイツ語」でした。
ドイツ語
(20代/男性/パートアルバイト)
(40代/女性/自営業(個人事業主))
(20代/女性/会社員)
フランスが芸術の国ならドイツは科学の国ですよね。それを裏付けるように、ドイツ語で書かれた技術の文献を直接読む需要があることが読み取れる回答理由となりました。でもそんな四角四面なイメージだけではなく、ビールやソーセージといった食文化や、それに「メルヘン」という単語があるように、ロマンチックな文化を持つ国でもあります。回答した方の半分くらいは、そういった面に惹かれて学んでみたいと考えているようです。
ドイツ語と同率3位だったのが、19人が回答した「韓国語」です。
韓国語
(20代/男性/会社員)
(30代/女性/パートアルバイト)
(30代/男性/会社員)
何と言っても韓国はお隣の国、国内旅行に行くのと大して変わらない時間で行けてしまいます。また、一時のような爆発的なブームこそ去りましたが、韓流はすっかり根強い人気を獲得しています。ドラマを字幕なしで見たい、現地に行って韓国語を使って会話してみたい、そんな憧れを感じる回答がよせられました。また、時差がないほど近いことを生かし、韓国の企業とビジネスをしている企業も多いようです。そのため、ビジネスシーンでも必要とされることを強くうかがわせる回答も寄せられ、文化と経済両面で関係の深い国ということが実感されますね。
アンケート結果を見ると、1位の中国語は「必要だから」、2位のフランス語は「憧れがあるから」学びたいと回答した方が多いようです。3位のドイツ語と韓国語はそれほど偏っていない結果となりました。
中国は距離も近く、経済的にも世界第2位ですから、これからは中国語が必要と考える人が多いのも納得です。逆にフランス語は、遠いヨーロッパを観光するときに使いたいという憧れがうかがわれます。
必要性と憧れはどちらも大事です。でもせっかくなら、もう片方にも目を向けてみるのも楽しいですね。その国の文化や話されている地域をちょっと調べてみるだけで、学ぶモチベーションがさらに湧いてくるかもしれませんよ。