英語資格の代表格、TOEIC。みんな受けているの?

2016年2月7日(日)

英語資格の代表格、TOEIC。みんな受けているの?

進学や就職活動、さらには企業内でも話題に上がるTOEIC。スコアが良ければ色々と有利に働くことが多い英語の資格であるのをご存じの方は多いと思います。しかし実際のところ、どれくらいの人が受けていて、どの程度のスコアをとっている人が多いのか気になりますよね。

そこで今回は、TOEICを受験したことがあるか、また受験したことがある場合保有スコアについて聞いてみました。

TOEIC未経験者は約50%

アンケートの結果、「受けたことがない」という回答が半数を超えました。

TOEICを受けたことがありますか。また受けたことのある方はスコアを教えてください。

英語資格の代表格、TOEIC。みんな受けているの?

  • 受けたことがない。そのような環境に無かった。周りの友人達も受ける人がいなかった。
  • (30代/男性/パートアルバイト)

  • 英語が得意ではないので、TOEICを受けても散々なスコアであることが予想できるので、TOEICを受けたことはありません。
  • (50代/男性/会社員)

  • 国際標準ではないと考えているので受けるメリットを感じていません。
  • (40代/男性/会社員)

  • 昔は受けておいた方が良いと思っていたけど、今は実力派社会。英会話が問題なく出来るのが基本だと思うからTOEICは圏外。
  • (30代/女性/専業主婦)

  • 今はまだいいスコアがとれないと思うから、 TOEIC用のテキストで勉強してから受けてみたいです。
  • (50代/女性/専業主婦)

TOEICとほとんど接点がなかったので自然と受けずにここまで来たという意見がある一方、英語が苦手なので受けないという回答も多く、英語自体に対する嫌悪感も要因となっているようです。受けたところでメリットを感じないという意見からは、英語でのコミュニケーションは重要だと思うが、それとTOEICとは別問題と捉えている様子が伺えました。しかし受けたことはないがいずれは受けてみたいという前向きな意見も目立ちました。

戦略的な勉強方法でスコアアップにつながる結果に

受けたことがないという回答に続き、「500点未満」、「500~699点」、「700~849点」、「850~990点」という回答が続きました。

500点未満

  • どういった勉強をすればよいのかわからなかったので、普通に学校英語をやり直す程度のことしかしませんでした。
  • (50代/男性/専業主夫)

  • 大学入学時に必ず受けさせられたので。特に勉強はしませんでした。
  • (30代/女性/パートアルバイト)

  • 勉強した期間は半年、勉強法がよくわからなかったので手探りしながら、単語を覚えて、英会話のCDを聞いて勉強していた。
  • (30代/男性/自営業(個人事業主))

500~699点

  • わざわざ勉強する時間を取りたくなかったので、通学時間中に単語を覚えたりテキストを見たりしていました。
  • (20代/女性/学生)

  • TOEICを受けたことがあります。スコアは670です。テキストとネットの過去問で勉強しました。
  • (30代/女性/契約派遣社員)

  • 本屋で売ってる参考書や問題集を買って使い、1か月ほど勉強した。
  • (20代/女性/学生)

700~849点

  • TOEIC用の勉強は試験前に過去の問題を解きました。期間は2週間程度かと思います。あえてTOEIC用ということではなく、外国のドラマなどをオリジナル音声で聞き、聞き取りができるようにしました。功を奏したのはそちらだと思います。
  • (40代/女性/パートアルバイト)

  • 過去問を解き、全体の問題の傾向を把握した。リスニングCDを聞きこみ、空白の時間を活用できるようにした。
  • (30代/女性/パートアルバイト)

  • TOEICの教科書をひたすら解き、リスニングもひたすら解きました。
  • (30代/女性/パートアルバイト)

850~990点

  • 古典的に本屋で自分が使いやすいTOEICの問題集を買ってひたすら勉強しました。
  • (40代/女性/会社員)

  • 帰国子女なので元々英語の素養はあった上で、勉強した。受験4~2ヶ月前はTOEICの参考書を使い、受験1ヶ月前は本番と同じテスト形式のものを同じ制限時間で解いた。そして間違ったところを重点的に復習。普段からKindleで洋書を読んでいるとベースの力が上がる。
  • (30代/女性/契約派遣社員)

  • 1日9時間勉強をしました。過去問を10回やりました。英語のラジオ放送を最低3時間やりました。
  • (50代/男性/自営業(個人事業主))

「500点未満」と回答した方は、あまり対策をとらずに受験に臨んだ方や勉強方法がわからない方が多いようです。

「500~699点」と回答した方は、TOEIC専用の参考書や問題集を使用して1ヶ月ほどの期間をかけ勉強している方が多くいらっしゃいました。

「700~849点」と回答した方は、リスニング強化に励んだという声が圧倒的に多かったです。このレベルにもなると、単語や文法など基本的な勉強を集中して行うというよりも、さらにスコアアップを狙い、リスニング力を強化するため日常から英語を耳に入れるように意識している方が多いようです。

「850~990点」という高いレベルになると、とにかくひたすら過去問を解くという人と、元々海外に住んでいたので英語に自信ありの人に二分されました。

高得点になるにつれて、海外ドラマやラジオなどを活用したリスニング力強化のための勉強方法を取り入れている方が多くなりました。筆記試験の方は過去問や専用の問題集などを繰り返し解くことである程度対策できるかもしれませんが、普段日本語しか使わない環境にいる日本人だからこそ、どれだけ英語に耳を慣れさせられるかがスコアアップのポイントになるのかもしれません。

未体験でも興味ありの人が多数。まずは受けてみることが第一歩!

今回のアンケートの結果では、TOEICを受けたことがないという人が実に半数以上いることがわかりました。英語嫌いやメリットを感じられないという消極的な理由から未経験の人もいましたが、一方で今後ぜひチャレンジしてみたいという意欲的な意見も多く、TOEICに興味を持っている人がたくさんいることがわかりました。また経験者ではスコアが高い人ほど、よりスコアアップに必要な勉強方法を分析し、実践的な学習方法に取り組んでいると言えるようです。

実際に受験することで自分の苦手分野がわかり、今後の英語学習のポイントを把握できるのかもしれません。まずは受験を経験してみることが、高スコア取得への第一歩につながるのではないでしょうか。

  • 調査地域:全国
  • 調査対象:【職業】年齢不問・男女
  • 調査期間:2015年08月19日~2015年09月02日
  • 有効回答数:100サンプル